「学校を考える集まり」ありがとうございました

先日お知らせした、第2回デモクラティックスクール講座「学校を考える集まり」を昨日宙(そら)で開催しました。

(お知らせした記事はこちら

雨の中を、小さいお子さんを連れたご家族の皆様が集まってくださいました。本当に有難うございます。(^-^)

みなさんこちらの話に熱心に耳を傾けてくださり、またご意見やご質問を活発に述べてくださいました。

子どもに完璧な自由(自由とそれに伴う責任)を与えるというわたしたちの考えを、みなさん違和感なく受け入れてくださっていました。そういう方々ばかりだったのでそれが自然な感じでしたが、実はすごいことなんだと思います。でも、子どもに対するコントロールを手放す考えは少しずつでも広まっていることを感じることができました。

一つ話題になったのが、コンピュータゲームや甘いものを小さい子どもにどこまで与えてよいのかということです。

デモクラティックスクールのスタッフの役割に

「子どもの安全を守る」

というものがあります。その「安全を守る」の中に、ゲームや甘いものを子どもに与えすぎないように配慮するということもあるのではないかとおっしゃる方もいました。

デモクラティックスクールは、宙(そら)の場合でも、また他のデモクラティックスクールでも、多くは4才から入学が認められています。それは、自分で自分のことを決め、行動できるのは4才からだとデモクラティックスクールが考えているからです。

ただ、何才から自分のことを自分で判断できるかは、親御さんぞれぞれで考えが異なるかもしれませんし、また子どもそれぞれで個人差もあります。

(他のあるデモクラティックスクールでは、入学を希望するある4才の子どもが、「まだ自分のことを責任を負える状態にない」という理由で入学を却下された例があります)。

ですので、小さい子どものうちからゲームや甘いものを自由に与えてよいのか、心配される親御さんもいらっしゃるのだと思います。

ここには、ゲームや甘いもののはどれほど有害かという難しい問題も横たわっています。

デモクラティックスクールの考えを受け入れてくださる中にも、ゲームや甘いものを子どもが自由に愉しむことができることがよいかどうか考えている人も多いのではないでしょうか。

宙(そら)では、子どもが甘いものやゲームを自由に愉しんでいても、スタッフが子どもに何かを言うことがありません。

デモクラティックスクールを運営しているのは子どもであり、子どもがしていることが他人に迷惑を与えていない限り、スタッフがそのことに何かを言うことはありません。スクールのルールを決めるのは子どもたちであり、スタッフを雇っているのも子どもたちだからです。

でも、この問題は、デモクラティックスクールの考えに共感してくださる人たちも交えてお話するのに値する問題であり、かつデモクラティックスクール自身の考えを世の中に言うのに値する問題だとも思います。

そういう問題についてまた話し合える機会を設けることも有意義だと思います。{/kaeru_en2/}

>>子ども「が」まなぶ 「超」学校。
 都会のサドベリー・スクール
 デモクラティックスクール 宙(そら)

 〒662-0837 兵庫県西宮市広田町2-15
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日本におけるデモクラティックスクールの「これまで」と「いま」を紹介した『自分を生きる学校』(デモクラティック・スクールを考える会編 せせらぎ出版)好評発売中{/ee_1/} 宙(そら)のメンバー・保護者・スタッフも書いてます。{/ee_3/} 

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