切り離せない 人間の優しさ

僕の事を以前からご存知の方は、何か頼りのない松尾君のままでいいのですが、以前の僕を知らない方々の前では、妙に格好つけようと何かを知っているかのような、知ったかぶった顔をしてしまいます。

それをする度に、つまらない見栄を張っているなあと感じます。

結局、僕は”ヘタレ”な人間です。格好つけようとしても、いずれはわかってしまいます。それは無理をしているのだから、でも素のままで言動しようとするのではなく(それでは、他の人に迷惑を掛けてしまいますので)、人に嫌な気持ちをさせなければヘタレなままでもいいのかなと、これが僕なのだから仕方ないなと思えるのです。

出来ない仕事をやれますよと安請け合いしても、結局出来ずに困り、ストレスを溜め込んでしまうのは自分自身です。すみませんが出来ないのですと正直に言わせてもらい、だったらこれならと出来る仕事をさせて頂く。

それは逃げる事ではなく、無理をしない、オーバーワーク・自分の許容範囲を超えないで活動する”自己管理”という事になるのでないのかなと思います。

絶対にこうした方がいいなんて言えないし、チャレンジしてみる事も時には必要でしょう。
そこで成功すればすごい自信になるし、失敗しても得るものは沢山あるでしょう。僕も出来ると思い、チャレンジしてみて、オーバーワーク・無理をしてしまい、体調を崩してしまいましたが、そこで得たもの(体調を崩した事も含めて)は沢山にありました。

それは僕の今後の人生において、本当に活きるものになると思います。

僕が大切なのかなと思う事は、仕事なりが出来ないのではなく、どう取り組むかという事、仕事に対して、人に対して、例え仕事に失敗して、体調まで崩してしまったとしても、そこで誠実な自分であったのなら、優しい言葉を掛けてくださり、気遣ってくださる方々は必ずいます。

弱っている時に、その言葉・対応は、本当に心からの希望になります。

普段から 出来る限りで 優しい自分で居るようにしている
そうすれば 弱ってしまった時に 必ず助けてもらえる
人は優しいひとには 優しくしてあげたくなる
優しさは人間からは 切っても切り離せないものだから

松尾