ボランティア

うちにもありがたいことに「ボランティアをしたい」と言ってくださる方がおられます。
その方々には事前にお話しする言葉があります。

『「〜してあげたい!〜してあげる!」というようなおつもりでしたらどうぞ他の場所をお探し下さい。』と。

「自分のために、自分の気持ちのために何かをしたいのだ。」という自覚が大切だと私は思っています。

そうでないと続かないし、相手に受け入れてもらうこともできないことになったりもします。

上から目線で、ああでなくては、こうでなくては、なんて、わかりもしない将来のことをさも事実のように言う、なんて、信用を失いますよね。

依存したい人には人気があるかもしれませんが。

よく「私が〜しなくては」とか「しなかったから」とか「しなくては」とか、後悔したり、無理をしたりし続ける人に私はこう言います。
「それは一種の思い上がりではありませんか?」と。
きついかもしれませんが人一人のできることなんてどれほどのものでしょう?

私も実は若い頃はそう思っていました。
でもこの年になるとなんとなくわかるんですよね。

自分で頑張ったつもりが実は人様のお陰。
頑張れば出来ると思っていても、それはただの希望的観測。

「思う」ということと「かなう」ということの間を埋めるものは何か。

「思った」ことを「事実」にするために必要なことを考えること。
続けること。自分だけでものごとが出来ると思わないこと。

そして「自分は誰のためになにをしたいのか」を常に考え続けることの大切さ。
忘れたくないと思います。

いつのまにか「人のため」が「自分のため」にすり替わる怖さをわすれたくない。

ああ、たいへんです。(苦笑)