4年半も「くつろぎの家 らく」利用していただいた
利用者さんが退所されました。
その方は、最後まで我が家で過ごしたいと希望を持って
おられましたが、月日が経つと全ての環境の変化も理解しないと
いけない事情が起こって来るものです。(%ショック女%)

昨年の暮れから、ちょくちょくショートステーを利用されるように
なってきました。
年月、月日の経つのは早すぎて誰も止めることができないと
感じるようになりました。
家族の中に年老いた親を介護することのウエートの重さは
その場に携わっている者しかわからないと思う。
自分だけが「必死になって生きよう」としていると感じても
過言ではなくなってきたように思う。

最悪の不況になった今日、戦争を生き延びてきた年寄りは
始末をすることには慣れているかもしれない、でも
始末したら生きていける時代では無い、始末するものが無くなり、
豊かになれてしまい、どのように始末したらよいのか
そのすべもわからなくなってしまった。
「豊の中の貧困」、これが一番の問題かも知れない。

戦後高度成長期の時代は銀行に貯金の利息で生活が成り立っていた
時代は、遥か昔のように感じる。年金も年々不安定になって来ている。
介護保険制度も、介護認定者も事業所もパンク状態になってきている。
「人まねござる」のようによその国がしている制度を日本に当てはめ、
無茶苦茶な制度、お粗末な制度、踊らされているのは制度を利用している
利用者、早くこんな危ない橋渡をしているような制度を見直して
日本独自の制度を作り上げてほしいと説に希望する。