怒りモードお許しを。

先日、近くの学校の周辺で両手を引かれて歩いている子どもを見た。
授業時間中だったのでたぶん支援学級の子どもだと思う。
多分、多動の子。
部屋の中だけでは飽きて押さえが利かなくなったのか?

何百メートルかずっと後ろを歩いていたのだが…。
正直、暗然としてしまった。
走られたら追いつけないのであろう。
先生方の年齢が高いから。
嫌がる子の手をにぎったまま「はい、あっち行こう、こっち行こう」とぐるぐるしている。
「せめて言葉の選択ぐらいはしてよ!」と思ったことであった。
右なのか左なのか北なのか南なのか…。
それだけでも違うのに…。

昔はそういう所では「専門知識を持った人がその子に何が必要かを考え指導してくださっている」と思っていた。
今では、そうとは言えないことも多々あることを知っている。

最近、何らかの軽い発達障害を抱えている子が度重なるいじめ(子ども同士だけではない)に絶えかね、支援学級や支援学校に所属を変えることが多い。

しかし、である。
結果として本人の能力の伸び、どころか…。
がた落ちになることが…。

先生を増やしていただきたい。
専門知識、経験をつめるカリキュラムに参加できる時間を与えて欲しい。
学校以外の活動に参加できる自由を与えて欲しいと切に願う。

私の知人が勤めている、ある外国学校の教師の評価法に驚いた。
なるほど!である。

まずは「相互評価」。
生徒から先生、先生から管理職はあたりまえ。親からも。
この1年にどんな勉強をしたか、資格はとったか、どんな講座に参加したかとか、学校外の活動にも評価がつく。
地域活動をしているかとかも書いたらいいらしい。

評価する人は本部からちゃんと派遣されてくる。
客感性が保たれるのは明白。
日本の評価制度なんてゴマすり合戦だと、現職が言っていたけど。

なんでも外国がいいとは思わないが、いったい日本の偉い方々は視察に行って何を学んで帰っておられるのか???
学んだことをいったい何処で生かしておられるのか???
外国まで行っておられるんだよね???

かの、子どもの学力世界一の国は「日本の教育基本法(前の)の通りにしたらこうなった」と明言しておられるとか。

肝心のご本家がその法をまったく実行せず、いつの間にか「改悪」している、のは周知の事実?
どんなすばらしい法も、絵に描いたもちでは意味がない。
実行もせずよくなければ法のせい???

喜んでいるのはどこかの少子化で窮していた企業だけ、という噂の「全国統一学力テスト」。

大阪の成績が悪いのは実は子ども達の反乱ではないかという気がする。
受けた子どもたち何人もが「あんなもんあほらしいてまともにやってられるか」と言っているのだ。おいおい!
成績には関係ないからなあ…。

「おいおい!結局あんたたちが追いつめられるんだよ」と言いそうになった。

障害のある子は特に追いつめられている。
あの統計の取り方はおかしいよね。
できるなら、時間を空けて2回やって、子ども一人ひとりの上がり具合で見て欲しいもんです。

あんなものが無意味どころか害があることはもう経験済みのこと。
なんで失敗を繰り返すか!大金をかけて!(怒)

それも成績のいいところに金を出すって?
あほか!と言いたくなる。
逆やろ逆!

以前から県全体で統一テストをしてきたところがある。
そこでどれだけ教育がゆがめられているか、いろいろな事例で明白なのに。
子ども達の問題も多いのだ。

いったい何処を見ているんだか?
お坊ちゃんお嬢さんの連合にはわかんないんだろうな…。