汗ばむくらいの陽気になってきましたね。
 こんな日は、朝からお布団干して、子どもと公園でおもいきり遊んで、
 お日様のにおいのするシーツでお昼寝したら、どんなに気持ちいいでしょう!
 
 支援室によく勉強に来ていた卒業生が研究室を訪ねてきてくれました。
 この春、児童福祉施設に就職した彼は、仕事の厳しさを実感しながらも、
 いつものように爽やかに話をしてくれました。 
 そこからは、前向きに、そしてひたすら子どもたちと向き合っている様子が伝わって
 きて、それがとても温っかで、こちらまでほんわか幸せな気持ちになれました。
 苦労もいっぱいいっぱいあるでしょうが、
 彼ならば、きっと子どもたちとお日様のシーツに、ごろんと寝っ転がれるの日も
 そう遠くはないはずです! こころからエールをおくりました。

 帰り際に、寮生活を始めた彼に
 「ちゃんとご実家に顔を見せていますか?」とたずねました。
 ちょくちょく帰っている、と応えた笑顔は少年そのものでした。

 親はいくつになっても親です。子どももまたいくつになっても子どもです。
 仕事が忙しくなってきたときこそ、彼自身がお日様のにおいを想いだせる
 そんな時間が要るのだと思います。

 五月の母の日にちなんで、訪問ありがとう!
 

詩 「ぶらんこ ぶらんこ」

 ぶらんこ ぶらんこ
 ぶらんこを
 ゆする 五月の 昼の月

 ぶらんこ ぶらんこ
 ぶらんこに
 ならんでのってる ぼくとママ

 ぶらんこ ぶらんこ
 ぶらんこに
 おりておいでよ 昼の月

 サトウハチロー 詩集『おかあさん』
 講談社 青い鳥文庫 より 

支援室のおかあさん N.N.