先週、神戸フリースクールの近くにあるモダン寺に関西の青年会議所の教育部会の有志およそ20名が集まって、不登校及びフリースクール活動について学習会を実施。
この不況下、青年実業家たちは「不登校・ひきこもり・ニート」などがビジネスにつながるかどうかに関心があったと思うが、残念なことに、僕を講師に選んでしまって、フリースクール活動というものが、およそビジネスとはほど遠いものであることに気づき、愕然とされたことだろうと思う。もちろん、不登校やひきこもりをビジネスにつなげ、高額な費用をとり、人権蹂躙な強制施設を建てて、青少年を隔離監禁し、時には死に追いやった不法な施設もないわけではないが、良心的にフリースクールを運営していこうとすれば、まず火の車を覚悟したほうがいいだろうと僕は説明した。新規事業への参入も考えていた人には気の毒と思うが、僕は「儲かる」から始めたわけではないし、「これで食っていける」と自覚したことは一度もない。だから、どんなに火の車が続いても、割合平気で進んできたし、これからも健康の許される限り、続けていくと思うと語った。