イタリア人の生活と美術・ミラノ編

平成21年6月12日(金)に西公民館において標記の講座が
開かれ、出席してきました。
 講師は、辻 弘氏(兵庫教育大学・名誉教授)で、今回は北
イタリアの中心都市”ミラノ”の街を中心としたコミカルなお話しが
聞けました。
 まずイタリア人の気質を交通信号を例に出され、「青は進め、
黄は急いで進め、赤は注意して進め」であるとのご説明は、どん
な言葉よりも説得力がありました。
 街としましては、大聖堂(ゴシック様式)を中心に、それに接続しているエマニエル2世ガレリア(高級商店街)と、その先に位置するオペラの殿堂・スカラ座が紹介されまた。
 また美術としましては、サンタマリア・デレ・グラツッエ教会の壁に描かれた当時としてはめずらしい遠近法を採用した『最後の晩餐(ダ・ヴィンチ)』のご紹介で、近年これを題材にした小説(映画も)「ダヴィンチコード」において、洗礼者ヨハネが、実はマグダラのマリアであるとの仮説が大ヒットしたことは記憶に新しいところで、懐かしく拝聴したしだいです。