緊急雇用対策で、さまざまな施策が「降りて」きます。
そんな時は、新たな「公」「公共」を担う事業をし、
フットワークも軽い(?)NPOへ、お声がかかることも
よくあるようです。

中間支援組織の私たちにとっては、ありがたいことです。
ただ、現場をご存じなく組み立てられた施策の中には、
実際には運用しづらいものがあるのも現実のよう・・・。

昨日は、阪神北県民局のお声がけで、子育て関連の
案件について、阪神北地域(4市1町)の中間支援NPO、
4団体が集まっての「NPO連絡会議」がありました。
「知恵を出しあう」会議です。

大きな委託を受けておられる団体や、事業が膨らんでいる
団体については、いくらフットワークが軽いといっても、
急遽、緊急性のある案件をこなすのは大変なことだと思います。
それと、特に中間支援NPOは、「何でも屋」や「安請けあい団体」に
なってはいけないということも、よく理解しています。
また、「思い」や「ミッション」だけでは、動いていけないことも
よく認識しています。

しかし、NPOの拠って立つところは、やはり、「世のため人のため」、
知恵を出しあい、考えあい、いいやり方があれば、
教えあって、分かちあって、柔軟なスキームをつくり、
みんなでなんとか「道」を探していくのが本道ではないでしょうか?

どんなスキームで「降りてきても」、そこにわずかな隙間、
方法を見つけ出し、みんなの知恵で工夫しながら
事業展開してこそ、「新たな公を担う存在」の意義もあるかと・・・。
もちろん、そのスキームが出来あがる前からの「参画」こそが、
最も重要なのは、言うまでもありませんが・・・。
ともかく、この地域の中間支援NPOは「仲がいい」のが
なによりの励みになります!