モダニズムと宝塚

標記の講演会が、平成21年6月13日(土)に東公民館で
あり、出席してきました。
 講師は、夙川学院短期大学教授の河内厚郎氏で、永年に
わたり培われた宝塚の文化と歴史を詳しく語られました。
 モダニズムとは、ただ新しいというだけでなく、古き伝統を
見直しながら、新しい文明として世に問うことで、宝塚少女
歌劇が夢のあるステージを提供したかつての「モン・パリ」や
雲雀丘に高級住宅地を開発し、関東の田園調布のモデルと
なったことの経緯、さらに、日本のハリウッドをめざして宝塚映画の製作が行われたこと等々、歴史上 宝塚がはたしてきた役割の大きさをご説明いただいた。
 また、近年では、手塚アニメの「リボンの騎士」の主人公”サファイア姫”(男装の麗人)の公募や、その先に計画する手塚の誕生日パレード構想等のアイデアも伺うことができました。
 宝塚歌劇の「ベルサイユのバラ」で、一応モダニズムの役割は節目を迎えたとのことでしたが、その次の一手を我々市民は考えて行かなければならないと、改めて感じたしだいです。