私たちはなぜ生き続けるか?

○楽しいことがあるから
○誰かに必要とされているから
○したいことがあるから

人によっていろいろだとは思うが。
苦しいこと、悲しいことも多い中、私たちは、でも、生きることを選択し続けているから今ここにいるわけで。

大人は置いておいて、
子どもに上記のようなことがない、という状況があるということを考えたいと思う。
はっきり言おう。

今の子どもの多くが、楽しいこともなく、誰に必要とされているという実感もなく、したいことの多くを否定されて生きているのだ。
だから簡単に「死」という言葉が出てくるのだと私は思っている。

「学校を捨ててみよう!」 三池輝久 講談社
という本がある。
副題が「子どもの脳は疲れはてている」である。

日頃私が感じてきたことをそのまま書いてあるといっていい本で、
専門家がちゃんとデーターまでとってあるのだということを知って、
なのに、なぜいまだに…、という思いが強くする。

子どもが生きてゆくことができないくらいに今の社会が息苦しくなってしまっていることをわかって欲しいと切に思う。

子ども時代を与えられないで大人になることなどない!
遊ぶことなくまともな大人にはならない!
子どもに、子どもであることを許す余地のない社会は自滅すると私は断言したい。

すでに日本はそうなってしまっては居ないか?
心もとない限りである。