強迫神経症2

まずは周囲が「否定する」ことをしないことが大切です。
そういう状態になってしまう何かの要因があるわけですから、それを取り除くことができればいいわけですが、本人にもわからないことも多いですし、そのことだけに囚われるのも無意味だと私は思っています。
原因がわからなくても結果は出せると思っています。

頻繁な手洗い、手洗い後、水道の蛇口を触れないから出しっぱなしになる、というような場合「水道代がもったいない」などと怒っていませんか?
これは本人にとっては「あなたよりお金が大切」に聞こえます。
自己肯定感を何らかの原因で見失っている状態の子には当然マイナスですよね。

水道代を減らしたいのなら見ている自分が締めればいいだけ。
本人がたとえばティシュやタオルでカバーして締めることができるのなら、それもいいと思いますし、同時に「いい手考えたじゃん!」と褒めても良いくらいに私は思います。

人格障害などで周囲を困らせるためにしている場合は対応法はまったく別ですので間違わないでくださいね。