認知症予防ネット 自己紹介

自己紹介

認知症予防を誰も言わなかった、平成4(1992)年、「スリーA」という名前の高齢者リフレッシュ事業、認知症予防教室が静岡に誕生しました。増田末知子先生創設のこの教室の成果に感嘆し、全国に広がるべきだと痛感しました。

共感してくれる仲間ができ、好機を得て「認知症予防教室を広げるネットワーク」を結成。わずか4人の任意団体でしたが夢は大きく、全国津々浦々に、ポストの数ほどと願い訴えてきました。

スリーA 熱烈応援団 勝手連と称して、スリーAで行われている方法と成果の広報を始めたのです。

最初は「講演と予防ゲームの体験セット」から、次いで予防教室を自主運営して成果に感動したり、問題点を突きつけられたりしながら、時の流れと共に運動の中身も変化してきました。

今では予防教室だけでなく、脳活性化リハビリ・増田方式予防ゲームを担当するインストラクター養成講座が京都府内、南・北・中部の地域、さらに県境を越えて近畿一円滋賀県・大阪府・兵庫県・奈良県・三重県などで開催されるようになりました。この7月には沖縄県石垣市にも飛び火のように広がりました。
介護保険財政にも貢献できる、この有効性の高いスリーA方式を、全国に広げたいと願っています。
 (理事長 高林実結樹)

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スリーAとは

* 名前の由来

“スリーA”とは、平成4年1月に静岡市の看護師・増田末知子氏が独創で開設された「認知症予防教室」の名称です。
教室のモットーは、「あかるく あたまを使って あきらめない」であり、その頭文字、三つの「あ」、「A」をとって「スリーA」と命名されました。

* スタート時は合宿型

スタート時点のスリーA教室では、認知症を発病した軽度の方を対象として、脳の活性化訓練(優しい人との接触と楽しい生活)をおこなう合宿によって、明るく生活できるように引き戻すことを目的とされました。

定員9名、3ヶ月サイクルの合宿で、19期を実施、計170名の方と起居を共にする中で、絶え間なくそそがれる「やさしさのシャワー」による癒しと、三つ、四つと同時に頭を使い、笑いをともなう楽しいゲームなどによる脳活性化訓練を実施し、高い成果をあげて独自の方法に確信を得られたのです。

* 通所型から全国に波及

その後は発病前の脳機能低下段階(グレーゾーン)の方たちを対象とし、週1回20週間の通所型の予防教室を実施するほか、現在は予防デイサービスも手がけられています。
全国に呼びかけて指導者研修会を年間2回実施して、認知症予防教室の拡大に力を入れられた結果、全国的に予防教室が誕生しつつあります。

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活動の主なあしあと

2002年(平成14年)

12月17日 法人の前身・痴呆予防教室を広げるネットワーク結成

2003年(平成15年)

3月21日 増田末知子先生を京都に招いて啓発講演会を開催

2004年(平成16年)

9月21日 特定非営利活動法人痴呆予防ネット、認証を受け設立

2005年(平成17年)

5月22日 第一回通常総会&記念講演 「認知症予防の可能性」

2006年(平成18年)

5月20日 第2回通常総会&記念シンポジウムを開催
シンポジウム記録冊子を刊行(売り切れ)

2007年(平成19年)

5月19日 第3回通常総会開催・記念講演スリーAとは

2008年(平成20年)

5月18日 第4回通常総会・記念講演「フィリピンの介護士養成事情」講師中西豊子氏(高齢社会をよくする女性の会・京都前代表)
7月15日 『認知症予防ゲーム−テキスト−』発行しました。