日本の「プロムス」

『プロムス』とは、聞きなれない言葉ですが、これはイギリスのロンドンを中心に行われる国民的音楽祭のことで、これの日本版をと企画されたのが2年前のことでした。
 今回は、その関西バージョンとして、平成21年7月24日(金)に「グランキューブ大阪」において開催されました。
 指揮は、炎のマエストロ・コバケンこと「小林研一郎氏」で、オーケストラは「大阪センチュリー交響楽団」、解説は『プロムス』の提唱者の作曲家「三枝成彰氏」と超一流どころ。
 まず三枝氏から「クラシック音楽とは何か」「音楽はどうやって作るのか」「オーケストラの編成は」「演奏家の苦労は」「作曲家はどんな人柄か」等々のお話しがあり、また配布されたプログラムにもそのあたりのことが書いてありました。
 そして個別の曲の解説後に小林氏の指揮のもと、チャイコフスキー特集として「ヴァイオリン協奏曲・ニ長調(ソロは瀬崎明日香さん)」「ピアノ協奏曲第1番・変ロ短調(ソロは金子三勇士さん)」「交響曲第4番・ヘ短調」と演奏され、コンチェルトとシンフォニーのコラボレーションになりました。
 帰宅後、何となく音楽通になったような気分になり、久しぶりにチャイコフスキーの「交響曲第6番・ロ短調(悲愴)」のCDを全曲聴いてしまいました。