またまた雨(平成21年7月27日)

ありもと@孟子です。。 みなさんこんばんは。。。

エルニーニョ現象の影響で太平洋高気圧が強くならないとか
で、なかなか梅雨が明けません。
観測史上最遅の梅雨明けは、8月1日なのだそうですが、今
年はその記録を更新しそうな勢いです。

7:30
大雨の孟子不動谷到着です。
8月2日3日、わんぱく公園のわんぱくクラブのキャンプが孟
子不動谷で開催されるので、その準備作業のために雨の孟
子にやってきました。

到着と同時に篠突く大雨になります。
時折ホトトギスが「テッペンカケタカ」と叫び声を上げるほかは、
夏鳥の声が全くしません。

入口クランク周辺のホオジロは3番子のために巣材を運搬
していますが、夏鳥たちはほぼ繁殖が終了したようです。
繁殖が終了すれば、あとは「渡り」が待っているだけ・・・・
食糧補給のために、黙って森の中で、ひっそりの季節に突入
したということです。

山案山子の中に子どもたちが寝られるだけのスペースを確保
するため、標本箱を収納しているケースを移動させます。
4個ある標本箱収納ケースを部屋の四隅にくっつけて、中央に
広いスペースを確保します。
これで、山案山子だけで20人以上の子どもたちの寝場所が
確保されました。

ぞうきんで一面拭き掃除をしたあと、ログハウスの片づけを開
始します。
ホワイトボードと大きな机を奥に収納して、入口付近に10人程
度の子どもが寝れる場所を確保し、山案山子同様入念に拭き
掃除を行います。
額から汗がしたたります。
外はものすごい雨音です。

ニホンアマガエルと、シュレーゲルアオガエルが合唱をしていま
す。
カエルたちのとって、この雨はとても心地よい天候なのでしょう。
ありもとにとっては、ジメジメムシムシの大変な天候です。

寝場所の確保が終わると、今度は炊事場の掃除です。
とりあえず30名参加することを想定して、食器を洗います。
プラスチックの皿やどんぶり、調理用の鍋やお盆などをつぎつぎ
あらって行きます。
外はひどい雨・・・・
外からの「誘惑」も少なく、仕事がはかどります。

久々に一心不乱に作業をし、時計に目を落とすと11時を回って
います。

ひととおりの作業を終えたころから、雨があがり、薄日が差しはじ
めます。
先週はほとんど昆虫のデータがとれなかったので、少しでもとろ
うと、一回りします。

やすゆき公園を、半成熟のウチワヤンマが飛びまわっています。
天堤池では、タイワンウチワヤンマがすっかり成熟して、飛びまわ
り、時折オオヤマトンボとバトルを展開しています。
ありもとの背丈ほどに成長し、いっぱいに花をつけたヒメジョオン
を丸嶋さんがきれいに刈り取ったソバ畑の上を、無数のウスバキ
トンボが飛んでいます。
林縁を縫うように、マルタンヤンマの♀と、ヤブヤンマの♂が飛ん
でいます。
成熟した♂のオニヤンマが、低空を行ったり来たりする、おなじみ
の占有飛翔をはじめています。

雨模様であったため、動きわ悪いですが、何とか19種のトンボを
確認することができました。

ネムノキの葉裏に、キボシヒゲナガカミキリの♂が止まっています。
夏らしい風景に思わずレンズを向けてしまいます。

ウバユリの花もほぼ満開で、コマツナギも咲いています。

ヤブサメの地鳴きを聞きながら、天堤池の南谷に入ります。
先週からここでは、クロツグミの巣立ち雛たちが賑やかにしていま
す。
暗くて写真にはなりませんが、「ツィー」「ピシピシッ」と鳴きかわしな
がら、クロツグミの巣立ち雛たちが戯れ合っています。

とにかく早く眩しい夏の日差しが戻ってほしいものです。
来週、子どもたちの歓声でつつまれる日には、青い空に入道雲も
くもくの「絵日記の空」が広がっていることを、期待したいと思います。
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<鳥類>
アオサギ、キジバト、ホトトギス、カワセミ、コゲラ、ツバメ、キセキレ
イ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、クロツグミ、ヤブサメ、ウグイス
エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、スズメ
ハシボソガラス、ハシブトガラス
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<両生爬虫類>
ニホンアマガエル、シュレーゲルアオガエル
ニホンアカガエル、トノサマガエル、ツチガエル、ヌマガエル
ウシガエル
ニホンカナヘビ、ヤマカガシ
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<昆虫類>
ベニイトトンボ、クロイトトンボ、モノサシトンボ、ハグロトンボ
ウチワヤンマ、タイワンウチワヤンマ、ヤブヤンマ、マルタンヤンマ
クロスジギンヤンマ、ギンヤンマ、オオヤマトンボ、ハラビロトンボ
シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、マユタテア
カネ、コシアキトンボ、ウスバキトンボ、チョウトンボ
オオカマキリ幼、コカマキリ幼、ハラビロカマキリ幼、クサキリ幼、ヤ
ブキリ、ヒメギス、オンブバッタ幼、トゲヒシバッタ、ヒシバッタ、フキバ
ッタの一種、ツチイナゴ幼、コバネイナゴ幼、ツマグロイナゴモドキ
ショウリョウバッタ幼、ケラ
マルカメムシ、ホソヘリカメムシ、クモヘリカメムシ、ヒメクモヘリカメ
ムシ、ホソハリカメムシ、ホシハラビロヘリカメムシ、マツモムシ、ア
メンボ、オオアメンボ、ヒメアメンボ、アブラゼミ、ニイニイゼミ、ヒグ
ラシ、オオヨコバイ
ムネアカオオアリ、クロヤマアリ、クマバチ、セイヨウミツバチ、コマル
ハナバチ、コガタスズメバチ、モンスズメバチ、ヒメスズメバチ、オオ
スズメバチ、セグロアシナガバチ、キアシナガバチ、キオビベッコウ
ベッコウバチ、ヒメベッコウバチ、ルリジガバチ
ホシアシナガヤセバエ、アメリカミズアブ
モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、キチョウ、モンキアゲハ、カラス
アゲハ、クロアゲハ、ナガサキアゲハ、キアゲハ、ウラギンシジミ、ヤ
マトシジミ、ルリシジミ、ツバメシジミ、ベニシジミ、キマダラセセリ、イ
チモンジセセリ、コチャバネセセリ、ゴマダラチョウ、アサマイチモン
ジ、ヒメアカタテハ、イシガケチョウ、ヒメウラナミジャノメ、コジャノメ
ヒカゲチョウ、クロコノマチョウ、サトキマダラヒカゲ、カラスヨトウ、オ
オトモエ
キマワリ、キボシヒゲナガカミキリ、シロテンハナムグリ、カナブン、ア
オドウガネ、マメコガネ、コハンミョウ、ヤマトタマムシ
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<花>
エノコログサ、コナギ、トチカガミ、オニユリ、ジャノヒゲ、ウバユリ
ヒメドコロ、ドクダミ、ハンゲショウ、ヤブマオ、キツネノボタン、イヌ
ガラシ、コマツナギ、ネムノキ、シロツメクサ、カタバミ、ムラサキカ
タバミ、イヌザンショウ、セリ、ミツバ、ヌマトラノオ、クサギ蕾、イヌ
ホオズキ、アキノタムラソウ、ハルノノゲシ、ノアザミ、ヒメジョオン
ムラサキニガナ
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