追加モデル集落紹介シリーズ(福田編)

「追加モデル集落紹介シリーズ」 ご無沙汰です!
 今日は、丹波市の福田(ふくた)集落をご紹介します。

【集落の位置】
○丹波市氷上地域の最南端に位置し、旧山南町に隣接した集落です。三方を山に囲まれていますが、南側が開けているため日照時間は長く、市内の中では雪が少なく比較的温暖です。

○国道175号線より約1km、JR福知山線の谷川駅・柏原駅・石生駅の何れからも約8kmと、比較的交通の便はいいですが、国道からは小さな峠を越えるため、静かな山里の佇まいを残しています。

【集落の特徴】
○戦前までは養蚕と畑作及び林業などが盛んでしたが、戦後は養蚕がなくなり、養鶏業、水稲、畑作の農業へと移り変わっています(栗の産地)。現在はサラリーマン世帯が増え、専業農家は少なく兼業や非農家世帯が増加してきています。

○現在、空き家はありません。空き家が生じてもすぐに入居者が出てくるようです

○1822年に建立された、安産・子宝祈願の地蔵尊(福田子安地蔵尊)があります。胸に赤子が抱かれている数少ない変化身で、蓮華座が回転するんです。願い主の住居の方向に回転させるためのしかけのようです。

○地名の由来は、隠地で年貢を課せられなかった耕地(福田)が存在したためか、と言われています。

【これまでの取り組み】
○S30以来、村の青年による手作り神輿太鼓で秋祭り(収穫祭)を継続して取り組んでいます。

○H16、「このままでいいのか」との思いから、「福田おいやか村」を設立しました。農地や里山、伝統文化などの地域文化を活かした集落の活性化を目指します。(※「おいやか」:ゆったり、ほのぼのを表す方言)

○神戸大学の協力も得て、集落PRパンフも作成しました。

○H16より神戸市北区北神星和台との交流を展開しています。芋ほり体験や秋の収穫祭行事、そば打ち体験試食会などへの招待などの活動を行っています。

【地元のお話より】
「交流疲れが出てきている。継続できる交流のあり方を考えたい。」
 無理のない取り組みを進めていきましょう!

※「小規模集落元気作戦ポータル」にも集落の概要を載っけています。是非、ご覧ください。