ホタルの幼虫の飼育に取組んでいます。
経 過
 ① 6月初旬 ゲンジホタルの親を数箇所から数匹採取(豊買、西川、東田、川本) 3個の産卵箱に入れた。
 ② 6月2日 カワニナと幼虫の飼育装置を自宅の片隅に設置
 幼虫の餌となるカワニナは近くの農業用水路から採取。
 ③ 6月中旬 産み付けられた卵を初めて発見した。 (それ以前から産卵されていたはずです)
 ・最初は産卵台に使用していたガーゼ片が黄色く変色していたので汚れていると思い水洗したが、実は後から気が付いたのですがそれが卵であった。
 ・スポンジに産み付けられていた卵はスポンジ自体の気泡と区別できなかった。
 ④ 7月1日〜7月15日 孵化を確認した。 朝の観察では多い日に30匹確認をした。
 午後10時頃でも孵化は確認した。
 ⑤ 装置の改善は何回も行っていますが、引き続き改良が必要です。
 一番苦労するのは外気温が高い昼間に水温を26℃以下(ホタルの講習会では25℃以下と記憶)に管理することです。
⑥ 現在(8月14日)幼虫ホタルの体長は5mm程度のものが多いが、12mm程度のものも数匹見ることが出来ます。(卵から孵化直後の幼虫は、太さ約0.3mm、体長約2mm) 全部で何匹いるかわかりませんが、30匹以上はいるものと推定しています。
 ピカピカランドへ放流する10月末頃頃まで、今後どのようになるかは全く分かりませんが、引き続き初めてのホタル幼虫飼育に挑戦いたします。

現在は、水温の管理、カワニナへの餌やり、ホタル幼虫への餌やり、蛭退治、フィルター目詰まり掃除、水量の調節などに取組んでいる毎日です。
 (記;川本)

 追記;
 ①この活動の一部には「宝塚街作り公募補助金」の一部を充当しています。
 ②水の温度調整に必要な氷は、近くのミヤニシ氷店さんからの厚意で毎日無償で頂いています。有難うございます。

右上写真 産卵台には青色スポンジと右の白い布を使用して孵化させました。孵化した幼虫は、下の水に移動して入るようにしています。(その瞬間は確認できませんでした。)

写真右
 幼虫飼育装置の全景
 発砲スチロールの空き箱4段で構成しています。(縦に置いているものは台)
右下の青色プラスチックケースが砂利を入れている水の浄化装置で、水ポンプはこのケース内に取り付けています。ポンプでくみ上げた水は、最上階(4段目)の発砲スチロールケースへホースでくみ上げられ、3段目、2段目、1段目、浄化装置のケースへと自重で流れ落ちるようにしています。一段目が幼虫を孵化させたケースで他の3個のケースはカワニナの飼育です。
 左端の茶色の布で覆われている装置が先日設置した小型の冷蔵庫。この冷蔵庫の製氷室内を、装置の水をビニールホースを通じて通過させ、水温を下げるように試みていますが、期待通りには下がらないので、氷を使用して水温が限度以上上昇しないようにしています。