<認知症予防ケアグループ きらら 向井陽子さま報告を承諾を得て、掲載させていただきました。なお、きららさまのブログには、絵文字入り、写真入りなので、とても楽しい雰囲気ですので、是非、そちらでご覧下さい.。こちらからどうぞ。向井さま ありがとうございました!>
後日、参加者アンケートのまとめを送っていただいています。その報告は、こちらに掲載されています。ぜひご覧下さい(追記)
8月24日、とてもさわやかな晴れた天気。大阪駅から高速バスに乗って1時間40分。
加西市いきいきはつらつリーダー養成講座にお招きいただき、認知症予防ネットの高林さん、福井さんと一緒に加西市健康福祉会館に行きました。
地域で福祉のリーダーをされている方43名が参加。スリーA認知症予防について約2時間足らず体験していただきました。今回は男性も沢山参加されていて心強く感じました。
まず、スリーA認知症予防について高林さんの話。
高林さんのお母様を介護された体験から静岡の増田さんが宿泊施設で実践されたスリーAの認知症から引き戻して日常生活を取り戻した実例を知って活動を始めたこと。優しさのシャワーについてなど具体例をあげて話されました。
次に輪になって福井さんのリードでスリーA脳トレゲーム。
ボランティアリーダーが参加しておられるので、高林さんがゲームの目的や効果について説明をはさみながら、進めました。
スリーA脳トレゲームは認知症予防を目的に考案されており、始めは手の指を右手と左手で違った動きをする指体操と手と指を使うゲーム。
グーを左右交互に前に出すグーパー体操。間違うと脳が活性化していいんですよと説明があり、徐々に表情がほぐれ笑いが起きてきます。
童謡に合わせて2拍子、3拍子で隣の人の膝や手を叩くなど隣の人と関わるリズム遊び 。
お手玉回しは大きな輪なので、落としたりしてどうしても溜まってきて笑いが起きる。
どじょうさんゲームでは隣の人の手を握るゲームと徐々にみんなと関わって楽しみます。逃げられたり、捕まえたりして大笑い!
「あ」のつく言葉を順番にいう頭文字ゲームをしました。「あ」のつく言葉は沢山あって高齢者にも思い出しやすく、頭、足、朝、雨など「愛してる」と男性が言ったときには歓声があがりました。
最後にじゃんけんゲームをしましたが、大人になるとじゃんけんする機会などあまりないので皆さん童心に返って、ハッスル!
優勝したのは男性でカラフルなリボンのレイをかけてにっこり!
ゲームの後で福井さんのお母様の介護体験の話、川西市でのきららの活動について少しお話しました。
いつもより短い時間でしたが、加西市の皆さんにスリーA認知症予防ゲームを知っていただけて良かったと思いました。同じ兵庫県でスリーA認知症予防の活動が広がることを期待したいと思います。
どじょうさんゲームの様子です。
<写真が添えてありますが、貼り付け方が判らず、残念ながら 削除した形になっています。NPO担当>
左手で輪をつくり田んぼ、右手の人差し指をどじょうに見立てて始めは自分の田んぼで遊び、隣の田んぼに遊びに行くといって右隣の手に差し入れます。
リーダーは1、2、3と数えて途中で「はい」と合図したら左手でどじょうを捕まえ、右手のどじょうは逃げます。
参加者に「はい」の合図を言ってもらいます。自分で逃げる用意をして「はい」っと言ったら良いのですが、「はい」というのに緊張して逃がしたりで大笑い!一番盛り上がるゲームです。
スリーA認知症予防教室では、12人ぐらいの参加者でスタッフは約半数で参加者の間に入り、様子を見てさりげなく言葉かけをします。これがやさしさのシャワーです。
今回は46人もの大きな輪でしたので、やさしさのシャワーは難しいのですが、高林さんからやさしさのシャワーをどのようにすればよいか、ゲームごとに話してくださいました。
このリーダー養成講座は4回ともゲームを中心に学ばれたとのこと。
今回は時間も短くて認知症予防やゲームの目的を詳しく話しながらでほんの少ししかゲームを体験してもらえませんでしたので、シーツ玉入れ、竹太鼓の道具を高林さんと福井さんが持参してくださり、展示しました。施設の職員が参加されていて終了後に熱心に作り方などを聞いておられました。
またの機会にじっくりと参加者もゲームリードを体験できるスリーAゲーム講習会が実現できるといいなと話しながら帰途に着きました。