脳の仕組みやその活性化についての講座が平成21年9月
10日(木)に尼崎市女性センターにおいて行われました。
講師は、永年静岡の病院に勤務され、3年前から神戸大学
で教鞭をとられておられる種村留美教授でした。
まずは、脳の4つの領域とそれぞれの機能について説明が
ありました。
すなわち、①前頭葉(考える、判断する)、②側頭葉(聞く、
話す)、③頭頂葉(読む、書く、計算する)、④後頭葉(見る、分析する)で、このうちサル等の動物よりも人間が最も優れているのが、遂行機能を持ち、知識の座とも言われる前頭葉であるとのこと。
したがって、この前頭葉の機能が低下してくるといわゆる認知症になる由。
この認知症は、もちろん薬物療法も効果が期待できるものの、意識や注意を働かせて生活することによってもある程度の機能低下を防ぐことができるとか。
前頭葉を働かせるには、「注意する(よく見る、よく聞く)」「記憶する」「新しいことにチャレンジする」等々が有効であるようです。
特に、料理をすることがお薦めとかで、これは計画を立てて買い物をすることや美味しく作る工夫をすることで、脳を使うからではないかと推測したしだいです。