[仁川まち協]デジカメ技術のコーナー vol.00195

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 今日の写真は、奈良の「唐招提寺」の建物の景色の写真です。

 実は、昨日の午後から横浜の中学2年の孫が、シルバーウイークの休暇を利用して遊びにきているのですが、今日は孫の希望を容れて奈良見物に出かけました。

 急遽ポータブル式のカーナビを購入して少々欲張った訪問先をインプットして朝早くから出かけたのですが、道路は勿論のこと、観光の寺院なども人で大混雑、予定していた法隆寺は入門の時間切れになってしまい断念することになりました。

 引率者として、本などで読んでかすかに覚えている歴史的な説明をし始めたのですが、この時代のことは社会科の日本史のところで大体習っているとのことで、全くの用無しでした。私が少し前に使っていたキャノンG10のカメラを十分に使いこなすようになっており、二人で写真撮影に熱中、一方家内の方は、高速料金とか、飲食代、寺院の入場料などの支払い担当で結構役割分担もあり、それぞれ忙しいく一日が過ぎてしまいました。

 日本に文化らしきものが始まった天平の時代に、わが国の要請を受けて、身命を賭すような難渡航を試み、6度目の航海でやっと初志を貫徹し奈良の都に到着した時には不幸にも両眼を失明。そのようなハンデを抱えながら、日本の仏教の充実のために尽くされた「鑑真和上」の德を偲んで参りました。

 一枚目の写真は現在改修中の「金堂」ですが、わが国現存最大の天平建築の遺構であり内に安置されている仏像はいずれも貴重な存在です。、二枚目の写真の金堂の後ろ側、奥の方の建物「講堂」は鑑真和上が唐招提寺を建立するに際して特に宮廷から平城京の由緒ある建物の移設を受けたものであり、平城京の建物がなくなってしまったいま唯一残された天平建築であり貴重な
建築物です。

 三枚目の写真は、鑑真和上の尊像を安置する「御影堂」です。

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 (写真記事=仁川在住写真愛好家 / 構成&編集=サトウ基裕