実りの秋(平成21年9月24日)

ありもと@孟子です。。 みなさんこんばんは。。。

秋分の翌日です。
少し陽光が盛り返し、今日は日差しが暑いです。

7:00
孟子不動谷到着です。
入口でブタの餌をやった帰りの北原さんに出会います。
「道に♂のヤマドリが出てたで・・・」
最近参道沿いにヤマドリがよく出ています。
参道沿いに何か餌になるものがあるのでしょう。
にわかには思いつきませんが、秋が深まっている証拠
なのでしょう。

モズの高鳴きが賑やかです。
キュン キチキチ・・・
 キュン キチキチ・・・・
けたたましい声色ですが、秋の孟子には無くてはならぬ
点景のひとつでもあります。

マンジュシャゲの花も、いまが盛りです。
ありもとがわんぱく公園で忙しくしていたシルバーウィーク
丸嶋さんは孟子で稲刈りに大忙しでした。
稲刈りを終え、はざかけされたイネが孟子の秋の光景を
一層秋めかせています。
今日は幼稚園の環境学習で、丸嶋さんは、朝から不在で
す。

シュウブンソウの花が咲き出しました。
きく科の地味な花ですが、秋の風情をよくあらわしてくれる
花なので、モニタリングを続けています。
2004年 9月16日
2005年 9月17日
2006年 9月17日
2007年 9月17日
2008年 9月16日
2009年 9月24日
6年間の開花日を並べると、本当に正確に開花しているの
がわかります。
今年は1週間ほど遅れてるように見えますが、ありもとが9
月13日以来の孟子来訪なのを考えると、今年も17日頃に
開花していた可能性が高いと思います。

ヤマジノホトトギスも咲き出しました。
参道を彩る秋の花で、ありもとが最も好きな花です。
2004年 9月16日
2005年10月 4日
2006年 9月24日
2007年 9月30日
2008年 9月16日
2009年 9月24日
この花も正確に開花する花です。

無人カメラの回収のために谷を目指します。
ミツバアケビの絡まったヤマザクラの横枝に、ニホンザルの
♂若が座り込んでいます。
漸くカメラをもった時に出会うことができました。
ヤマザクラの絡まったミツバアケビの紫色に熟れた実をもぎ、
口に放り込んでいます。
クリやカキ、アケビ・・・
このサルにとっては今や「実りの秋」なのです。

カメラをかけた沢から綺麗なオスのキビタキが飛び出してきま
す。
今回も期待できるとカメラを見ると、電池が切れています。
撮影枚数は3枚・・・
残念ながらかなり早い時期に撮影不能になったようです。
1機25,000円の安物に似合わず良い「仕事」をしてくれるの
ですが電池の残量表示があまり正確でないので時々この「ト
ラップ」にハマってしまいます。
自然相手の作業なので、このあたりはある意味仕方がありま
せん。
あせっても仕方がないのです。
まだまだ渡りの時期は続きます。
電池を補給して谷を後にしました。

上空をアオバトの群れが飛んでいます。
秋になるとカメラを仕掛けた沢に、群れで水浴びに降りてき
ます。
今年こそきちんと撮影できればよいのですが・・・

ノアザミに混じってヨシノアザミが開花を始めました。
2004年 8月28日
2005年 9月17日
2006年 9月17日
2007年 9月24日
2008年 9月21日
2009年 9月24日
メスグロヒョウモンとミドリヒョウモンが花蜜に群がっています。

丸嶋さんは今年、延命地蔵の北の一角に赤花のソバを植え
ています。
そこにヒョウモンチョウが集まっていたので、少し撮影します。
ミドリヒョウモンが最も多く、それにメスグロヒョウモン、ツマグ
ロヒョウモンが混じっています。
ヒョウモンチョウの仲間は、初夏に羽化しますが、6月クリの
花の蜜に集まったあとは休眠してしまいます。
暑い夏を寝て暮らし、ソバの花が満開になる9月、一斉に起
きて活動を開始するのです。

休耕田の上を、エゾトンボが飛んでいます。
今年の孟子46種目のトンボです。
メタリックグリーン光択のある翅胸がとても綺麗なトンボです。

那賀寺のシデコブシの実に、キビタキが来ているので、少し
待ってみます。
今を盛りに熟したシデコブシの実には、ヤマガラ、メジロ、ヒ
ヨドリ、キビタキが来ています。
クリリ クリリ・・・
シデコブシの枝間を呟きながら移動しますが、結局全身を観
察できる場所には1度も出てきませんでした。

昨夜、友達の仁藤さんが、参道でミヤマウズラを見つけたと
教えてくれたので見に行きます。
ミヤマウズラは秋に咲く地味なランで、孟子ではそれほど株数
が多くなく、いつも暗い林内にあるので気に入った写真をとれ
ないでいました。
今回仁藤さんが見つけてくれた場所は、何とか自然光で撮影
できる場所だったので、ようやく気にいった写真を撮影するこ
とができました。

午後から合流した仁藤さんと、しばし一緒に散策します。
彼女は今年病気がちで、なかなか一緒に観察することができ
なかったのですが、今日、久々のチャーミングな笑顔を見せて
くれてひと安心です。

このところ野鳥観察に凝っている彼女は双眼鏡で鳥を探しま
すが、ヒヨドリやメジロは出るものの、なかなか見たい鳥が出
ないのでヤキモキしています。
午後はなかなか鳥が出ないので仕方がありませんが、久々
の鳥見なのでなんだかかわいそうです。

小一時間ばかり散策したあと、仁藤さんは「今日はありがとう
また遊ぼうね」と笑顔を残して帰路につきました。

またいつも通り最後はありもと一人です。

一通りのデータをまとめて帰り道・・・
クリの木の上で、美味しそうにクリの実をほおばる、ニホンザル
に再度出会いました。
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<鳥類>
カイツブリ、アオサギ、トビ、ヤマドリ、キジバト、アオバト、カワ
セミ、コゲラ、アオゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ
モズ、キビタキ、ヤブサメ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュ
ウカラ、メジロ、ホオジロ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガ
ラス
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