[仁川まち協]デジカメ技術のコーナー vol.00211

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 「イチョウ」をパソコンで漢字変換すると「銀杏」と出てきますが、同様
に「ギンナン」を漢字変換しても「銀杏」が表れます。

 一般には、実の生らない木は「イチョウ」の方が似つかわしく、秋の黄葉を楽しむのには、木(樹)の形も良く、路上の落葉を足で踏みながら歩くのも風情があります。

 一方、「ギンナン」の方は、寺社の出店などで枡の量りで売られていますが結構値段も張り、やはり、ギンナン特有のあの匂いを我慢し、実から出てくる汁によるカブレを防ぎながら、多少手間がかかりますが、皮を向いて、水で洗ったり、天日で乾燥させるのが自然の感じがしていいものです。それでも、このギンナンの処理によるカブレでは、何度も皮膚科に通いました。

 問題は、大きな実の生る銀杏の木が数少ないことです。また、ある程度の量を収獲するためには、路上に落ちてくるのを拾う程度では知人へのお裾分けもままならず、完熟した鈴なりの銀杏の木を見つけて、長いポールで叩き落として一度に大量に収獲して、製品に加工仕上げする必要があります。

 ここ数年、遠隔地も含め色んなところに足を伸ばして銀杏の木を訪ねていますが、「学校」の校庭を探すのが一番効率が良さそうです。最近の学校は入門するのが厳しく、この近くでは聖心女学院など、元の勤務先の発行してくれている「OB」の身分証明書を見せ、院長に匹敵するシスターの応接室に入れられ面接された上で許可を貰ったりしたこともあります。

 今日の写真の関西学院の場合は、毎年お願いしていますので顔なじみにもなり、今のところ大きな問題はないようです。孫の住む静岡の学校にも私の縄張りがあり、こちらもすっかり顔なじみでフリーパス同然です。

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 (写真記事=仁川在住写真愛好家 / 構成&編集=サトウ基裕