秋祭りまっただなかの連休にもかかわらず「山本幸夫・鐘太親子陶芸展」ギャラリーツアーにたくさんの方がご来館くださいました。
屋外展示も、太陽に鮮やかに映えています。
幸夫さんの代表作であるビードロ大皿や、溢れ出る思いを書き付けた書や絵など大胆かつ繊細な作品と、綿密な釉薬研究でていねいに作られた鐘太さんの作品を前にした解説の一部をここでご紹介…。
●一度の窯焚きに一束8kgの松の薪を1200束も使うというのに、初めての窯焚きでは百数十点のうち、うまく焼けたのはたった5点だったこと。
●犬の字はチャップリンに、自宅から見える山の稜線は女性に、というユニークな見立てで楽しんだ制作。
●生まれた時にそりゃあうれしくって、鐘や太鼓で祝おうじゃあないかと名づけられた鐘太(しょうた)さんは、もともと音楽の道を志していたこと。
などなどエピソードには事欠かない二人。
そしてそれ以上に、作品は見ごたえ充分です。
約170点もの作品を一堂に会したこの展覧会は今月25日までですので、どうぞお見逃しなく。