現地では木の値段が急上昇しています

ホルチン砂漠の北部では12〜18才のポプラは2007年に80元だったが、2009年には150元になった。
 木の値段が上がると、牧民は砂漠化防止以外に成木売却用に木を植えたがります。木はそれ以外にも、畜舎を作る、家を建てる、膨大な柵の柱などに使える。また、木は家畜の飼料として、草よりも安定していると貴重がられています。
 世界の木材の価格は1m3で80ドル(8000円)、当地域のポプラは22ドル、世界価格の1/4にすぎず、価格はまだまだ上がります。
 牧民は木を植えたがっているのですが、木は成木回収に18年もかかり、資金面の余裕がない。だが、牧民なら一本当り50円で育て上げてくれます。また、成木伐採後も新たに植樹するので、この林は永続できます。これなら、一人のわずかな金額でも、たくさんの方が応援し、植林を希望する多くの牧民を支援できます。植林はさまざまに経営に役立ちます。彼らが少しでも豊かになれば、今度は自分で植えてくれます。内モンゴルの牧民は50万戸、ゴビ砂漠の過半を占めます。するとゴビの緑化も夢で無くなります。