8日担当だったのですが、バタバタしているうちにあっという間に日が過ぎてしまいました。8日のかわりに17日分としてアップします。
17日は、今年度の現場実習報告会が行われました。
報告会では、今年度、社会福祉援助技術現場実習を終えた3年生、4年生が、同じ学年の仲間、そして来年現場実習に出ようと思っている2年生に向けて、実習の内容、実習での学び、後輩へのメッセージを7、8分の時間にまとめてプレゼンテーションします。
本当にいろいろな思いの詰まった180時間です。以前「私の経験はとても7分にまとめられるようなものではありません!」という訴えの声が聞かれたこともあるくらいです。1ヶ月の体験を、ぎゅっとエッセンスにまとめることは大変だったと思いますが、改めて「3年の夏」を実習に捧げた意義が見えたのではないかと思います。
報告会の後、今度は領域別の実習指導クラスのメンバーに分かれて「実習ふりかえり会」を行いました。まず、実習生としての現場実習に対する満足度についてのアンケート、更に、実習の1ヶ月間の自分のモティベーションの変動をグラフ化して説明したり、文章完成法でふりかえりを記入する「実習モティベーションシート」の記入をして、それらを元に、自分にとっての実習は何だったのかを考え、グループで分かち合いました。私は、福祉事務所で実習をした学生たちのふりかえりに参加しました。
このクラスの担当をしてくださった現場のワーカーの方が、学生たちのふりかえりを聞かれて「すでに皆さんはプロの入り口に立っておられると思います」というコメントをくださいました。確かに、単なる「有意義な体験をしました」というレベルを越えて、例えば制度の限界、福祉の限界、そこから来る種々のジレンマなども現実レベルで理解しつつ、そこから逃げずにこの業界に飛び込もうとする気概を感じさせられました。一回り、二回り成長した学生たちの姿を目の当たりにし、いわゆる「教育」に携わることの醍醐味を感じることのできた一時でした。
実習を終えたみなさん、これで実習は終わりますが、実習から学んだこと、そこで得た課題への取り組みが、今日から始まります。「関学福祉」での経験を、将来のそれぞれの場で活かすために、更なる学びを深めていただければと思っています。
実習生の皆さん、本当にお疲れさまでした!
実践教育支援室室長 EK