収穫の秋を向かえ、菜園記をしばらくご無沙汰している間に、自然の恵みがすくすく育ってくれました。

写真は栗の成長記録です。栗の木は桜の花が散った頃から目覚め、ようやく芽吹き始めます。そして6月に花が咲きます。(写真左上)細く長い10cmほどのクリーム色の花です。

7月に入ると栗の実の赤ちゃんが誕生します。(写真右上)毬栗の形が形成されますが、まだ先っぽに花の残りが少し付いています。

9月に入ると毬栗も大きく膨らんできます。(写真左下)この時期のイガを割ると中の栗の実は未成熟のため、まだ白い色をしています。

そして10月には毬栗がほんのりと茶色に色付き、真ん中にうっすらと切れ目が入り(写真右下)、やがて二つに割れて中から茶色い栗の実が落ちます。

しかし今年は台風18号によって、毬栗が二つに割れる前に落ちてしまいました。それでもイガを割ってみると、中には成熟した茶色い栗が入っていました。