星に願いを

MNです。

23日担当、26日アップになりました。
遅刻常習犯になってしまいました。
「まあいいか」と思っているので、謝るのもやめます。

<今日の支援室>
実習報告会・振り返り会が終わり、作業的には落ち着いたようにみえます。学生さんの服装にはもう夏の名残はありません。もうすっかり秋ムード、帰宅時、校舎から出ると暗闇と冷風が待ち構えています。講義も序盤を過ぎ、全体の動きが巡航速度となりました。実習は、通年実習を除いてほぼ終了しましたので、学生さんもほっと一息ついていることと思います。一方で、就職活動に焦る声も聞こえてきます。クリスマス、正月が見えてくるころには、皆の元気さが増してくるんでしょうかねえ。

<オリオン座流星群>
ロマンテックママ(「ィ」が抜けてますよ)、NNさんが母娘でオリオン座流星群を見あげていた同日夜、私も娘の「お父ちゃん、見るで!」の呼びかけに応じ、父娘で空を見上げていました。当日はピークで快晴、1時間に50個程度だそうです。星空を20分間ほど見上げている間に3つに遭遇、これは多いのかどうか・・・。周辺の明かりを手でさえぎっていましが、やはり都市部では限界があります。

ところで「願い事」ですが、「願い事」を固定モードにして流れ星を待ち受けていましたので、見事にヒットしました。娘には「卑怯者!」「ばち当たり!」「地獄へ落ちろ!」となじられる始末。「善人なおもて往生す・・・(母と娘は京女大で親鸞の教えを受けている)」ですから、大丈夫!星空を見上げて、首がずいぶん疲れましたが、うつむきがちなので、普段感じていた首の痛みが引きました。

<震災イベント>
室長の報告を受けて思い出してしまいました。我が家も震災被害家族の一つなのですが、忙しさにまぎれてこの種のイベント参加は意図的に避けて通ってきました。神戸市の記念碑の死亡者リストに、わが母は含まれているのか、いつか確かめに行きたいと思っています。救えたはずの命だったのに・・・という思いが自責の念を高めます。幸いにも、悲しいことには強いほうなので、まったく大丈夫なのですが、いつかこういうイベントに参加する時が来るのかも知れませんね。今、父・母に会いに行く気はまだないので、次の流星群到来時には、夢で会えるよう願うこととします。

■星に願いを(When You Wish Upon A Star)
 http://www.youtube.com/watch?v=DsNdg0mjWOk&feature=related

<八ヶ岳に行ってきました>
この土日、八ヶ岳方面に行ってきました。用件は絵本セミナーへの参加で、小さな絵本美術館が主催です。「ばばばあちゃん」で有名な「さとうわきこ」氏が仕掛人です。今年は、「ぐりとぐら」で有名な「やまわきゆりこ」氏、「どろぼう夫婦」「空とぶばあさん」「クリスマスソングブック」などで有名な「児島なおみ」氏の講演・講義があり、また例年通り「新沢としひこ」氏がコンサートを開いてくれました。

※ こんな生垣があるんですね。(右写真)

■小さな絵本美術館
 http://ba-ba.net/cms/

流星群は時期を過ぎていましたが、八ヶ岳のきれいな星空を期待していきました。残念ながら、ずっと曇り空。きれいな星空を見に行くのは、次の機会となりました。代わりに、ここらより一足早い紅葉を目にすることができました。朝の散歩時に撮った写真です。アップします。

八ヶ岳旅行は絵本を趣味かつ仕事とする現妻に対する家庭サービスの一環です。行き帰りの車の運転が主な役割で、ついでにセミナーへの参加が許されています。セミナーには、保育士、幼稚園の先生、絵本や児童文学を専門とする方等、たくさんいらっしゃるのですが、「オトコ」はやはり希少で居心地も悪く、こういうイベントの参加にはなかなか勇気がいります。

実は・・・24日、本来の役割、責務である研究会参加があったのですが、それをそこそこで引き上げて八ヶ岳に行きました。家庭の事情を優先し、社会的な役割を軽く扱ってしまいました。関係者の方、フォローはします、スミマセンでした。

宿泊は、かつて一世を風靡した「原村」のペンションです。タイプ化すると、主に団塊世代の脱サラ組が、新たな働き方を求めてペンション経営をはじめたパターンが多いと聞いています。バブル華やかりしころまでは、そこそこやれてこれたのですが、以降は流行も去って、大変な状況だと思います。売りに出ている宿もありました。ついでに山梨県の清里まで足を伸ばしましたが、清里のピンクの洋風建築にまみれた駅周辺のお土産やさんは見るも無残でした。

ついでに山梨県の清里まで足を伸ばし、「私のカントリー」主催の、カントリーフェスタに行ってきました。いわばカントリー雑貨ものの大規模な販売イベントです。参加者の風貌には明らかな特徴があって、アウトドア系、カントリー系、インディアン風、メキシカン風、日本の田舎風などなど・・・が一杯。寄ってくるクルマは、パジェロやランクルなどの四駆がたくさんありました。ピンクハウス系ファッションの女性もチラホラいましたが、私には漫才の大介・花子の花子に見えました。思えば四駆って、アンチエコだよね。彼らは理念と行動に齟齬があると思うのです。カントリーフェスタ参加も現妻の命令に基づく行動で、特に興味はなかったのですが、終盤には飾棚が半額になるとのことで、ついつい買ってしまいました。

<<教養講座(中級編)>>
今回は、中級編です。
間違いやすいことわざです。

【情けは人のためならず】
若い人がこの諺を聞くと「他人に情けをかけると、その本人のためにならない(だから情けをかけるのはやめよう)」と解釈するようです。正解は「情けは他人のためにかけるのではなく、まわりまわって、自分のためでもある(から情けをかけるのは必要だ)」ということです。

これは若い人が、冷たい社会に慣れきってしまったために、こういう理解になったと嘆く話になりがちです。確かにそういう一面はあると思います。しかし歴史的に積み上げられてきた、この「情け」というのも結構クセモノで、例えば「情実人事」のように「情け」の言い方を変えると悪い側面も伺えます。トコロ構わず「情け」をかけた悪い面が社会に蔓延しているようにも思えます。この諺の若者の理解は、単なる間違い以上に深いのかも・・・。

実践教育支援室年長 MN