前回もお伝えした通り今回はお勧めの音楽を紹介します。
近頃はあまり音楽を聞かないので、心の中はかっさかさですが
(・_・)エッ……?、
多感な十代後半から20代前半頃はよく音楽を聞いて、枕を濡らしたこともあります。
私は高校時代、事情があってスペインのアメリカンスクールで過ごしたのですが、その時好きだったのが、Corrsです。正式名はthe Corrsと言いますが、スペインではLos Corrsと言っています。私はスペイン語なまりでコールスと呼んでいましたが、日本ではコアーズというそうです。
このバンドはアイルランド出身の三人の女性と一人の男性で構成されていますがメンバー全員が兄弟です。
音楽の種類としてはケルト民族風で(多分)、一番の特徴は楽器の一つにバイオリンがあり、かなり多用して、時にはソロパートもあります。
私はバイオリンの音とボーカルの澄んだ声のハーモニーが好きだったので、その特徴が一番よく出ているファーストアルバムがお勧めです。
さて私の一番のお勧めの曲は「Run away」という曲です。
これは特に日常の暮らしや全ての苦しみから逃げ出したいという時に聴くと優しく癒されました。
音楽は曲やフィーリングが大事で歌詞をあまり聴かない、という人もいますが、私は歌詞から歌手の世界感を感じ、そしてその意味を深読みするのが好きです。好きな曲は何度も聴いて口ずさんで歌う時もあります。
ですので歌詞についてもふれますが、ただ曲も素晴らしいので、まだ聴いたことがない方はぜひ曲を聴いて頂きたいと思います。インターネット等で探して頂ければ、簡単に聴ける場所もあるかと思います。
この歌の歌詞を訳すと、一見かけおちの歌みたいに見えるかもしれませんが、歌詞の中のYouを好きな人や恋人に限定せずに、例えば自分が一番大切にしている人や物、自分の信念や思い、神や仏、或いは自分自身等に置き換えて、この歌を聴き感じていただければさらに世界観が広まり、共感しやすくなるかと思います。
自分ではどうにもならない時はとりあえず逃げよう、逃げてから戦うなら戦う、力を蓄えるなら蓄える、休むなら休む、を考えればいい、でも自分の大事なものと一緒にね、一人じゃないし、というメッセージをこの歌から感じます。もちろん感じ方は人それぞれでしょうし、それが醍醐味でもあります。まずは歌詞云々よりも聴いて楽しんで頂ければこれ幸いです。
後Corrsの中でよく聴いていた曲の中で「What can I do」という曲があります。この曲は切ない曲で、ベタに解釈すると恋愛の時に自分が相手に想っている気持ちと同じ気持ちになってもらうにはどうしたらいいのだろう、ということを永遠に歌っています。
いつも葉隠れの『忍ぶ恋こそ最上の恋』の教えを守り《結果的に(泣)》、長い間片思い専門学校に通っている、まるで私みたいな人たちにはこの歌は涙がちょちょぎれる思いで聴け、共感出来るでしょう。一時の癒しになればと思います。
ただこの場合もYouが片思いの相手なのか、神なのか、ペットの犬なのか、によって意味は変わってきますが、何を思い浮かべるかは自由だー。
ちなみにどちらもオリジナルバージョンかアコースティックバージョンをお勧めします。もちろん他にもいい歌がたくさんありますのでまたいろいろ聴いてみてください。
では次回はお勧めの日本の曲を紹介していきたいと思います。