雑談における「そうなんですか」問題

さて、前回「誰とでも15分以上会話がとぎれない!話し方」という本に触れましたが、この本に載ってる「会話のコツ」が新聞広告に抜粋して書いてありました。

たとえば<「どうでした?」とは尋ねない>

なるほどね。これは分かる気がします。相手に話す内容を丸投げしちゃってますから。

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ところで、これを見て、私が常日頃「我ながらイカンよなあ」と思いながらよく使っているあいづちを思い出したんです。

「そうなんですか」

・・・これ、いけないなぁと思いつつ、けっこう咄嗟に言ってしまうことがよくあります。

これ、「どうでした?」よりもっとよろしくないですよね。会話が終わってしまう。
「どうでした?」ならまだキャッチボールが続きますが、「そうなんですか」じゃあバッサリと会話終了です。

たとえばどんなかんじかと言うと、大体、相手が「自分は**した」「いま**だ」というようなことを話してくれたときに、咄嗟に言ってしまいます。

例)
「タバコ、やめられへん」「そうなんですか」
「明治のアーモンドチョコ。これ、俺ずうっとお気に入りやねん」「そうなんですか」
「(インフルエンザ対策の)マスク、社員用にいっぱいストックあるよ」「そうなんですか」

・・・ああ、よろしくない。よろしくなさすぎる。
あまりにも愛想も素っ気も無い返事ですよね。ごめんなさい。うう。
ぶっきら棒に言うのではなく、いちおう笑顔で言っているつもりなのですが・・・内心「ああ、気のきいた返事が何も思いつかない」と焦っているので、けっこう引きつっているんじゃないかという気がします。

これでは「これ以上話したくありません」または「話しかけないでください」と言ってるようなもんですね。
でも、そんなつもりは毛頭ないんです。咄嗟に何て返事したものやら思いつかず、つい口から出ちゃうのです。
・・・でもこうやって文章に起こすと、なんというか・・・やっぱり感じ悪いですねぇ・・・。
せっかく相手が投げてくれた言葉のボールを、見事受けそこねているかんじですね。キャッチボールにはまったく結びつかない。

「そうなんですね」という言い方をするときもあります。こっちの方がやや柔らかいですが、やはりこれだけだと素っ気無いですね。

そこで、こんごは「そうなんですか・プラスアルファ」というのを心がけたいと思います。
その内容は、また次回に。

grass green *bako*