「池田炭ってどんな炭?」

2009/11/14 
(%エンピツ%)(%消しゴム%)池田炭見学会(第一回)
 池田市鉢塚地区コミュニティ推進協議会主催の《池田の歴史探訪バスツワー》で、郷土の名産・池田炭を焼く【炭焼き窯の見学】希望があり、実施されました。これは、私達池田炭加工処と協力関係にある[菊炭クラブ]の活動に参加した報告です。まずは、前日の雨が上がったものの、強風の中でのテント式トイレの設置にひと苦労しました

(%とんかち%)(%右足%)(%とんかち%)次に、 囲炉裏に炭をおこし、35名の皆様の見学スケジュールの再確認。1時過ぎ到着予定。あいさつ、スタッフ紹介の後、「池田炭ができるまで」・「池田炭ってどんな炭」のお話。班分けして、炭小屋見学、下西窯見学、炭切り体験のローテーション。時間があれば、少し山に入って「台場クヌギ」の見学・・・と

(%王冠%)(%王冠%) 「あったかーい!!」「あっ、炭が燃えてる!」ヒノキの丸太で作った、炭小屋に入るや否や、炭にあたりながら、炭小屋見学会スタート。87歳今村さんの説明が始まります。猪皮の靴や、大きな鋸、分銅秤(ふんどうばかり)に、台秤(だいばかり)・・・・

何といっても極めつけは、棕櫚(しゅろ)で出来た蓑(みの)です。今村さん曰く、昭和の初めころ、藁(わら)に代わって、少し高価な棕櫚で編んだ蓑が出回り、雨を通さず、速乾性もあり優れものだったようです。子供たちは、棕櫚が分からず、「獣の皮?」と目を丸くしてびっくり。子供たちを驚かそうと修復した、今村さんの作戦成功です。

(%男マーク%)(%くもり%)(%女マーク%) 炭窯にヘルメットをつけて入り、実際にクヌギを立てたり、なかなかまっすぐに堅い炭が切れず悪戦苦闘したり・・・とそれぞれのコースを終え、最後に台場クヌギにご対面。窯の持主の下西さんから、わずかに残る台場クヌギの大切さと、歴史的遺産ともいえるその存在が紹介され、その雄姿に感動の声があがります。池田炭の存在が決して消えることのないことを祈りつつ、見学会は無事終了しました。第2,3回は各60名ほどの参加が予定されており、楽しみです。