[仁川まち協]デジカメ技術のコーナー vol.00248
例年、甲山の紅葉撮影のポイントを、この「みくるま池」の堤防に置いています。池の周辺には楓をはじめ、いろはモミジ、落羽松(ラクウショウ)など、色鮮やかに紅葉する木が集まっています。
前にも記しましたが、甲山そのものが紅葉するのはやや遅く、全山が奇麗に紅葉に染まるのも稀です。
ただこの場所から甲山が池に写る光景が素晴らしく、毎年ここにやってきます。
池の水面に落葉が沢山落ちている時の写真写りは悪く、強い北風で木の葉が南側の排水路に流し出され、その上で風が凪いで水の表面が鏡のようになっている時が理想です。
更に、南の空に太陽が出ており、北側の甲山の背景に青空が広がっていることが求められ、この日の撮影も、快晴の予報を信じて出かけたのですが、いつもの通りのいい加減な天気予報で、一面に雲が出てきて、良い条件になるのをじっくり待つて写したものです。
「みくるま池」の名前の由来は、この森林公園のホームページによれば、ある天皇がこの地を御幸で訪ねて来た際、ここで御車(みくるま)を降りたという言い伝えからその名が付けられたとのことです。
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(写真記事=仁川在住写真愛好家 / 構成&編集=サトウ基裕)