昨日(12/3) は、篠山市の大芋(おくも)に行きました。

珍しい名前ですね。南北朝期〜戦国期からある元荘園のようです。古くは「大雲」と標記されていたとか。先日の地域のイベントでは、この名前にちなんで、大きい(重い)おイモのコンテストをされたとか。おもしろいですね。

今年6月から取り組み始めた、大芋での「小規模集落元気作戦」。今回で6回目になります。この日は、「他地域の取組を見てみよう!」ということで、大芋の集落元気アドバイザーである森岡さんが関わっている『東芦田(ひがしあしだ:丹波市)』のむらづくりについて、スライドを交えながらご講演いただきました。

東芦田では、自分たちの手で古民家を屋根(かやぶき)を葺き直したり、あかり展をやったり、地域のロゴマークを作ったりと様々な取り組みが行われています。

興味深かったことは、これらの取り組みが、自治会やまちづくり協議会での事業ではないということ。やりたい人がやりたいことをやる。もちろん、勝手にやるのではなく、地域内に周知はしておく。みんなで情報を共有し、足を引っ張らないようにしようというルールがあるようです。

それと、住民の1割の人がその気になれば、地域づくりは進むというお話もありました。

モノを売る際、マーケティングのターゲットになるのは「価値が分かっている者」で「お金を払う者」。これは全体の1割くらいなんですって。2割は「価値は分からないがお金を払う者」。3割は「価値は分かっているがお金を払わない者。で残りの4割は「価値も分からないしお金も払わない者」。
まちづくりもこれと同様のことが考えられると。1割のやる気のある者がいれば、まちづくりは進む。2割がお付き合いでの参画。3割は忙しくて関われない(ただ時間ができれば参画しうる)。問題は残りの4割。こういった人はまちづくり推進の妨げになるという人もいる。いわゆるクレーマー。
ここで言う1割の人をどう作り出すかがポイントだと。1割の人間がその気になれば、人も情報も寄ってくる!とのことです。

確かに可能性の高い一部を引っ張っていく方が効率的ですわね。その一部が全体に影響を及ぼすこともあり得ますし。非常に興味深いお話でした。

そうそう、大芋の元気作戦の取組は公民館にも張り出されていました。
このように地域の「がんばり」を内外に発信することは大切ですよね。このブログももっとたくさんの人に見てもらえるようにしないと。

どないしたらええんやろ?