明治維新の陰の立役者 「松尾多勢子」

平成21年12月4日(金) 午後の部で実施。
場所:宝塚市男女共同参画センター
主催:たまゆら
 文化8年長野県飯田市の豪農の家に生まれる。12歳の
頃北原家に預けられ、勉強と作法を学ぶ。
 19歳で地主兼酒造家の松尾淳斎に嫁ぐ、夫婦仲は良く
7人の子供を育てながら、和歌や当時伊那谷で盛んであった
平田派国学を学んで勤皇思想を抱くようになる。52歳の時、
夫の許しを得て上洛し、尊王攘夷運動に参加した。翌年、足利三代木造梟首事件に関与下したとして京を追われる。
 しかし、諦めきれず明治元年再度上洛して岩倉具視に仕え、新政府関係者との連絡調整役として力を発揮するが、翌年新政府を見届けた後は、故郷に帰り晩年を過ごした。
 当時その名は広く知られ、島崎藤村の「夜明け前」にもその名は登場するそうです。
 幕末期の尊皇派女性志士ですが、もう少し功労を称ええても良いと思います。