女性が意思決定に関わるということ

日 時:平成21年12月6日(日)
場 所:宝塚市立男女共同参画センター
パネラー:中川市長・樋之内行財政改革担当部長
コーディネーター:木崎前男女共同参画センター所長
 宝塚市では今年女性市長が誕生し、またこのたび初の女性
部長も誕生したこの時期に、両氏の行政に懸ける熱意をお聞
きし、未来の宝塚市を垣間見ることが出来た半日でした。
 市の方針を議論する”都市経営会議”は、今迄は市長をはじ
め出席者全員が男性だったそうですが、これではたして「子育ての問題」「介護の問題」「ゴミの問題」等々が本当に市民の立場に立ってディスカッションが出来るのかとの疑問もあって女性部長を誕生させ、この会議に加わってもらったとのこと。
 もちろん、女性だからだけではなく、その能力やその経験がその職責にふさわしいとの判断があったからとのことでしたが・・・。
 他方 樋之内部長は就任の挨拶で、あえて「市長の女性登用の方針により就任した」旨を宣言された由。
 言うまでもなく、男性職員のやっかみも少なからずあったはずで、見事な対処法だと感心いたしました。
 しかし、今はまだスタートラインに立ったばかりで、これらの効果はむしろこれから問われるところだと思いますが、「情報公開」「職員の育成」「市民に求めるもの」そして「未来の宝塚像」等々をお聞きしていると、ひと筋の光明が見えてきたように感じました。
 我々市民としましては、「男だから、女だから、」ではなく、言い古された言葉ではありますが、適材適所主義で能力のある人を抜擢し、改革をすすめていただきたいと願うしだいです。
 当会としましては、これからも市行政を注視していきたいと思っております。