松尾湿原保全活動 2009年12月12日

松尾湿原の草刈と落ち葉かきを実施しました。
・期 日:2009年12月12日
・活動場所: 松尾湿原
・参加会員: 小川・西川・川本・政元・西村・福本・公文・安藤・村角・山本・山崎・山根・能勢・小宮

風もなく穏やかな日差しが時折降りそそぐ中、今年最後の松尾湿原での活動が始まりました。
昨日の雨で滑りやすくなった地面に気をつけながら、各自思い思いの道具を手にして湿原内に散らばっていきます。
慣れない草刈機を巧に操りながら湿原内の伸び過ぎた草を刈る人、鎌や鋏を使って草を刈る人、湿った落ち葉と共に刈り込んだ草を熊手でせっせとかき集めて運び出す人、斜面の木を切り出して運び出す人・・・と、みんな活き活きと、てきばきと作業をこなしていきました。

湿原の上側の斜面の草を刈っていると、丸いダンゴ饅頭のような糞がころころと転がっていました。どうやらウサギの糞のようです。ということはこの草はウサギたちの食事?でもここで食事をして糞をしてもらったら、富栄養になるから、やっぱり刈りましょうと言い合いながら、草を刈る手を緩めません。

草を刈り取られた地面には、ヒメアギスメレのブーメランのような小さな葉が多数見つかりました。オオミズゴケもちらちらと見えます。着実に湿原が広がっているのを実感しました。

お昼の休憩でしっかり充電した後も、多少雲行きが怪しくなってきた空の下、みんなもくもくと作業を続けました。
やがて湿原内が見違えるようにきれいになった頃、ポツポツとやさしい雨が落ちてきました。
絶妙のタイミングで、まるで「ご苦労様。」と空から声をかけられたような、すがすがしい1年の締めくくりでした。

皆様お疲れ様でした。

来年もこの湿原で、たくさんの元気な笑顔に出会えますように!