[仁川まち協]デジカメ技術のコーナー vol.00292

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 昨日の震災追悼会で奏でられた「ハープ」についてハープ奏者の春木浩子先生から、興味深い楽器の特徴の説明がありました。

 オーケストラの中では、ハープの歴史が一番古くその形の大きさに大きな特徴があります。演奏会場への持ち運びも大変で、キルティング製の大きな袋で保護して抱え込んでいるようです。

 フルコンサートタイプでは47本の弦が張られていて、楽器の中では一番音域が広く約7オクターブもあります。沢山の弦には赤とか黒などの色が付いていて音を見分け易いようになっています。赤い弦は(ド)、黒い弦は(ファ)であり目で確認しながら演奏するそうです。

 本格的なピアノは88鍵もありますが、ハープは弦の数の少ない分を足で踏むペダルでうまく補っています。拡大した写真を添付していますが、左足で3本、右足で4本のペダルを踏み込んで操作し、弦が引っ張られる二段階の度合いにより半音ずつ音が高くなり正確な音域を表現できるようになっています。実際に実演もやってもらい納得できました。

 これらのことから、ピアノのように感性で演奏するよりはむしろ、技術的に機械を正確に操作するような演奏が求められるそうです。楽譜にも、普通のオタマジャクシの表現に加えて、足のペダルの踏み込みの細かな操作をキチンと書き込んでおくことが必要になるようです。

 写真の説明としては饒舌になりましたが、面白い話でしたのでご紹介させて頂きました。

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 (写真記事=仁川在住写真愛好家 / 構成&編集=サトウ基裕