新種の珍野菜誕生!

一昨日、久しぶりに当法人の役員である三輪監事が訪ねて来られました。

お土産にと、日曜日に畑で収穫した小松菜とカブラを差し上げたのですが、実はこの中に「ワケあり」の野菜が混じっていたのです。

その「ワケあり」とは、小松菜の下にカブラが付いています。つまり、上は小松菜で下の根の部分にカブラが育ったのです。

これを初めて見た三輪氏は、「何コレ?」とビックリのあとに唖然!?

暫く沈黙の後、事務所内一同で大笑いです。

三輪氏いわく「これは新種の野菜ですね。小松菜とカブラがこれ一つで堪能出来るとは。・・・でも、これは学術的にも珍しいのと違いますか? 一度、何かで公表して見てはどうでしょうか・・・」

と言うことで写真撮影をして、今日のブログで初公開となった次第です。
「小松菜カブラ」の味と特徴は、カブは本来種よりも大きく育って少し固く、大根のような食感です。
小松菜部分は本来の小松菜とさほど味は変わらないようですが、葉にカブの遺伝子が少し現れます。

実は、他にも水菜とカブラの交配種も存在するのです。この場合も上は水菜で下がカブラですが、カブは球状には育たず、なぜか円錐形になります。
上の水菜部分は緑色が濃く、本来の水菜よりも大きく育ち、見た目は立派な株で美味しそうですが、味は残念ながら期待に反します。

この「小松菜カブラ」と「水菜カブラ」の新種菜は、一昨年に育てた小松菜、カブラ、水菜が春に花を咲かせ、蝶やミツバチなどの昆虫によって自然交配された種を(交配種と知らずに)家内が少し取り置きしていたのです。
それを昨年秋に種蒔きをしたら“新種の珍野菜誕生”となった訳です。

それも1株や2株ではありません。交配種の種からは80%以上の確立で、新種の珍野菜が誕生します。成長途中の間引き菜は、それぞれ本来の姿をしていますので全く区別はつきません。

余った種がまだ冷蔵庫に保管されていますが、さて、次回は蒔くのか破棄するのか思案中です・・・。