竹細工展「コマ」

竹細工のブログ公開作品展です。

この作品は「コマ」ですが、竹細工100%ではありません。コマ本体は均一な遠心力と重心を中心に保つ必要性から、竹軸に紙を巻いて作られています。

昔懐かしいこのようなコマを回す際には、長さ1m程の綿ロープを丁寧にコマの裏側に渦巻状に巻きつけ、ロープの先端を小指で押さえてコマを横投げ(水平に)しました。うまく回すコツは、綿ロープの巻き付け方(巻付けの強さ加減)と、投げたコマがうまく地面に対して垂直に着地するかの2点です。

赤城先生作のこのコマを回すには、長さ20〜30cmの綿ロープが1本だけで、さほど難しいコツも必要無く、狭い机の上でも直ぐに回せ、しかも良く回ります。投げたりもしませんので安全です。さて、どうやって回すのでしょう?

ヒントは軸の上部に注目してください。コマの軸と遠心力を得るための本体との一部がセパレートしていることにあります。細い竹の中空部分をうまく生かした玩具です。

・・・どうしても答えを知りたい方は3月20日(土曜日)、12:00〜16:00までKEC枚方教室にて「竹細工展」を開催しますのでご自身の眼で確認なさってください。展示会の詳細は、近日中に当ブログにてご案内いたします。