目からうろこの天気予報

日 時 平成22年3月9日(火)
場 所 甲東公民館
講 師 南 利幸氏(気象予報士)
 日頃 テレビや新聞で見ている天気予報について、案外思い込
んでしまっていることが多く、今回改めてご説明をいただきました。
 たとえばテレビを見ていて「本日は、雨か雪、海上の波の高さは
1mで、最高気温は12℃です。」・・・・・についてですが、
・雨か雪 ⇒ 雨の降る確率の方が高いという意味です。
 (雪の確率が高い時は”雪か雨”と表現します。)
・波の高さ ⇒ 100の高い波のうち、33波の平均数値です。
・最高気温 ⇒ 気象台での測定で、市内全体ではありません。
 また、曇りや雨マークでも私達の理解とズレがあり、写真のマーク①は曇りマークですが意味は「曇り所により一時雨」だそうで、マーク②は「曇り一時雨」(1日に連続して6時間未満の雨)、マーク③は「曇り時々雨」(1日に6時間以上12時間未満の断続的な雨)のことで、結局 当日の天気を推し測るにはマークと降水確率の両方を見ての判断が必要なようです。
 さらに「南西の風」とは南西から吹いてくる風のことですが、海の「南西流」は南西へ流れる潮のことを言い、風の流れと潮の流れは全く逆の表現をするのだそうです。
 テレビやインターネットではいつも天気予報をしているようですが、気象庁の発表は1日に3回(5時・11時・17時)ですので気をつけましょう。