日 時 平成22年3月13日(土)
場 所 宝塚男女共同参画センター
講 師 辻 弘氏(兵庫教育大学名誉教授)
宝塚市内に点在する野外彫刻について、パワーポイントでその
紹介と説明をしていただき、講座終了後に屋外へ出て、宝塚駅
付近→花の道→宝塚大橋→宝塚南口 にある彫刻を実際に訪
ねる小ツアーが実施されました。
宝塚駅付近では、ソリオ3のわきに置かれている「負の鉄」(村
岡三郎作)から始まり、駅前の楽器を集積したようなオブジェ「クレシェンド(写真)」(フェルナンデス・アルマン作)、「明日へのコンセプト」(今村輝久作)、「枠どられた風景」(マルタ・パン作)、「森 びょう・びょう 森」(市川悦也作)を見学し、花の道では、文化勲章受賞の彫刻家である朝倉文夫作の「小林一三先生像」をご案内いただきました。
また宝塚大橋では、「渚」「鴎」(淀井敏夫作)と20年ほど前に男性の手のひらで女性が踊っていることで物議をかもした「愛の手」(新谷琇紀作)の説明を受けました。
最後に宝塚南口において、日展特選作家である木内禮智作の「平和への願い」を見学しておひらきになりました。
この他市内には、逆瀬川・ゆずり葉公園・市役所や市民病院付近にも、観るに値する数々の彫刻がある由にて、また日を改めて訪ねてみたいと思っています。
ただ、文化都市と言われる宝塚市において、美術館がひとつもないことに一抹の寂しさを感じたのは、筆者だけだったでしょうか。