愛子さまの不登校

基本的に、本人がどんな立場であろうと子ども自身の権利を侵害するべきでないと思います。

報道する意味は何か?
マスコミの方には充分考えていただきたいと思います。

どんな意味があると考えて報道されたのか。
子どもの立場、権利をお考えでしたか?

一般的な場合、子どもが不登校をすれば原因のいかんを問わず「本人の資質」「親のしつけ」を問題にされます。
うちのように命にかかわるいじめや教師の人権侵害があっての上でさえそうです。

今回そのような報道がされなかったのが唯一の救いですね。
私が知らないだけかもしれませんが。

ご両親に置かれましては子どもが受けた心の傷を甘く見ないでいただきたいですし、子どもに、学校という建物に行くことを,
だれも強制できないことである、ということをしっかり理解していただきたいものだと思います。

親の立場が立場ですからなかなか難しいと思いますが、
世間の目を判断基準にせず、子どもの状態、意思を十分尊重したうえで対処していただきたいと願うものです。

子どもが安心安全を確信できないままたんなる建物に行かなくてはならないようなことにならないようにしてください。

学習は学校という建物がなくてもできます。

子どもに、人の気持ちを考えなさいと教え、暴力はいけないと教え、嘘はいけないと教え、落ち着きが大事と教え、物を大切にと教えた結果、そう教えられなかった子どもたちとうまくいかないとしても、それはその子が悪いわけでもなく、また、子どもの責任ではありません。

今回がどのようなことがあったかは知りませんが、愛子さんがそう教えられて育ったのは間違いないと思います。
その教育が間違いであったというような結果にならないことを祈っています。

また、問題を持った子がいたとして、学校での教育が必要なのはその子の側であって、そういう子が学校から疎外されると言うようなことがないようにも願っています。