2009年の現在の世界木材価格をアメリカの松の価格で代表した。アメリカ松の現在価格が1mで90ドルになっている。それが主に中国の輸入により維持されている。

日本の木材価格を杉の価格で代表して考えると1mで8000円、現在の為替レートの1ドル=90円で換算すると89ドルになる。このように考えると世界木材価格と日本の木材価格が同じである。日本国内の木材消費の8割が輸入に依存している。それが、最近の円高により国内の価格が国際価格同じくなっている。

中国は現在世界のポプラの産地になり、特に宿遷市は「ポプラの故郷」と言われ、当地域の植林面積が40%になり、木の種類の98%がポプラになっている。その地域にポプラの価格が1mで700元、現在の為替レートで102ドルもなっている。中国が世界の合板生産量の1/2を占めている。合板の表板をいい木材で細くして、下には品質が劣るが成長の早い、低コストのポプラを使うようになってから、中国の合板産業が発達して、それによりポプラの価格が異常に増加しているのが現状だ。

 内モンゴルではポプラの価格が1mで80元、現在の為替レートで11.7ドルになる。
国際価格の90ドルの1/9だけだ。それの需要が主に植林地近隣の建築材、柵の柱などであり、木材の加工産業が発達してない、また、内モンゴルの土地が広いため運送コストが高い。