急な坂を下っていくと、かつての上新田集落にたどり着きます。近くの小山には、愛宕地蔵や北向き地蔵があります。
真覚寺の北側には、蔵や長屋門のある立派な民家が続きます。
再び旧勝尾寺街道に戻ってきました。この集合住宅は、かつて道路沿いに植えられていた黒松を残す形で建てられました。
ゴルフ練習場の近くにある、斜面地を利用した分譲集合住宅です。上新田は、千里ニュータウン開発の際に除外地に指定されました。土地区画整理の計画もありましたが、実現しないまま、大小のマンション・賃貸住宅が建設されました。その結果、整然としたニュータウンの対極にある”新旧の住宅が入り乱れる街”になりました。
約2時間のまちあるきの後、千里中央公園のさくらを愛でながら、ふり返りを行いました。参加者からは、「新旧の対比が面白い」「伝統的な民家や街並みは、千里ニュータウンにとっての貴重な財産」「竹林が見事だが、手入れが必要」「集落を流れる天竺川に水がないのが残念」「農家民宿のようなことができないか」など、千里ニュータウンのまちあるきとは違う、いろいろな感想や意見が出されました。
次回は、上新田の母体になった集落「山田」あたりを歩いてみたいと考えています。