素直がわからない

「自分の気持ちに素直に」と言ったら「うざい、しね」ときた。
「これが本当の気持ちだから」と。

どうしてそう思うのか考えてみなさいといいたいのだが。

自分と一緒にいて!
私を見て!
私の言うことを全部聞いて!

わかっているわよ。
でもね。
何事にも「限度」と言うものがあるんだよ。

その限度が本人にはない…。

どんなに要求を聞き続けても、どんなにお金があっても、どんなに愛していても、あなたの辞書には満足も感謝もない。
人に限度を与えられなくては生きてゆけない。
それも強制ではなくいかに自発的にその気にさせてゆくか。

間違ったことには不利益があることを身をもって経験できるように。
言葉だけでも人は動くこと。
暴力や暴言では何も変えられないこと。
なぜ自分がつらいのか、人のせいではないということをどうしたら気づいてくれるか。

可哀そうで可哀そうで抱きしめてやりたい程に思っていても甘い顔は見せられない。

私だって辛いんだよ。
厳しく限界設定をした私自身が、心配で心配で、夜も眠れないことをあなたは知らない…。

少しでも楽に、幸せにしてやりたい。
多くの周囲の方々の我慢と理解と愛があることをどうして伝えられるか?

自分の力不足は重々知っていても、いや知っているからこそか、
つらい日々が続く。
こんな私を信じ支えてくださる方々にお詫びと感謝をささげたい。