日本を成功に導いた立役者 「福沢諭吉」

平成22年4月13日(火) 午後の部で実施。
場所:明石市男女共同参画センター
主催:(財)兵庫県芸術文化協会
講師:茨木一成氏(日本歴史学会会員)
 天保5年、中津藩の下級武士の福沢百助の次男として
生まれる。しかし、身分の低い下級武士は、いくら頑張っても
出世することは無く、諭吉は「身分制度は親の敵である」と
考えるようになった。
 「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」という考え方は、諭吉は下級武士として上級武士より何かと差別されるのに憤慨して、彼自身の肌身から出た言葉のようです。この「天」は神様では無く「自然の法則」と思われます。
 同じく下級武士の西郷隆盛は「敬天愛人」人を敬い、人を愛すことを信条としていまた。この二人は会ったことはありませんが、戦死した西郷隆盛に同情しています。その同情は「天」を思想の中心にしていることや、同じ九州出身の下級武士で有ったことかも知しれません。
 そして、イギリス、アメリカをモデルに先進国の仲間入りしようと決断したのは「諭吉」本人です。現在の日本の繁栄は「福沢諭吉」のおかげと言えます。
 また現在使われている一万円の「顔」としては、皆さんなじみの深い人物です。