日 時 平成22年4月17日(土)
場 所 大手前大学
講 師 松井博司氏(大手前製菓学院副学院長)
お菓子とは、「食材を使用して作られた嗜好食品」であり、
文化とともに発展してきたものだそうです。
日本における菓子の歴史は・・・・
・第1期 唐菓子の伝来(遣唐使によるせんべい等の持ち帰り)
・第2期 南蛮菓子の伝来(鉄砲とともにカステラ等が伝わる)
・第3期 西洋菓子の導入(開港によりケーキ等が入ってきた)
・第4期 洋菓子の生産(西欧人の来日や日本人の留学)
・・・で今日に至っています。料理や菓子はしばしばフランスが上位にランク付けられますが、歴史的には浅く、オーストリア・ハプスブルグ家のマリーアントワネットやイタリア・メジチ家のカトリーヌが嫁入りに際し、職人を引き連れてきて発展をしたものです。
それでは、スイーツの未来に期待することはと申しますと・・・
①新しい素材の開発、②元気や健康に良いものの開発、
③工芸的な芸術性の向上、④菓子とその周辺(飲物)の
バランスの確立等々 ということになるのではないでしょうか。
お菓子は食べると太るとのイメージがありますが、適量は
必要で、「エネルギー補給」「疲労回復」「ストレスの解消」等
には有効だと思われます。