僕らのこの「唄工房うたおらよ」の前身である「和歌山フォーク村」の創始者
藤村直樹氏の中休みライブが京都の、日本で一番古いライブハウス「拾得」で先月
20・21日に催された。
20日は、彼の幅広い交際範囲を物語る様に、小室等・ゆいさん親子を初め
中川五郎・中山ラビ・長野隆・古川豪（敬称略）等30人近くの唄うたいの方達が
四時間に渡って次々に演奏していった。
その末席に僕らも一曲加えてもらった。
この様なメンバーが一堂に会して演奏する！事は、もう無いだろうし、不可能であろう。
そして、21日は大御所 高石ともやさんとの二人のライブ。
滅多に聞けない、ともやさんの唄人生の裏話やら、お二人の唄のルーツ！？
が色々と聞けて、且つ、師弟関係であるそれぞれが、優しく励まし、いたわって
暖かい時間が22曲のお二人の唄とミックスして過ぎていった。
中休みとはいえ、実際は藤村氏のお体の具合が良くなくて、音楽活動を
続けていく事に無理が生じての、このラスト・ライブなので、ご本人の胸中は
如何ほどかと、察するに余りある処なのです。
僕らもこれからも、唄える事に感謝を込めて、聞いてくれる人達を大切にして
歩んでいこうと思います。 Ｓ
