ファビオ・カペッロのメガネワーク

◇◆現代サッカーはビジネス的だが
 かれらはスピリッツを失ってはいない
◇◆

もうじき、サッカーW杯・南ア大会が始まりますね。
優勝候補のイングランド、現代表監督の
イタリアの名将・ファビオ・カペッロは
モダン・サッカーの代表的指導者だと思います。

彼の負けない・守るサッカーは、
実にイタリア・セリエA的だし、ファンタジックを
求めがちなスペインリーグでは評価されにくい
ものなのかも知れません。

それはそれで、仕方のないことなのだろうし
でも彼は才能・実力の豊富な指導者だから
どこであれ、絶えずビッグチームで指揮を
取れるのだと思います。

ここで。
ファビオ・カペッロは現代サッカーの名将なのだと
”僕の中で”インプットされると、彼のメガネ使いが
やたらと格好良く見えるのです。
僕は自分でも嫌になるくらい、主体性のない
単純な人間なのです。

少し前まで、LEONを見ては、ジローラモの
ファッションもいいかもとか思っていましたから。。。

もう、一年半も前になりますね。
よく晴れた秋のある日。僕は大阪城公園へ
散策というガイドヘルパーに出掛けました。

事業所のヘルパーコーディネーターの
職員さんからは、この利用者さんはメガネフェチなので
メガネ持ってますか? はい、伊達ですけど。2個。
ああ、そうなんだ、じゃあ、是非、掛けてきてください。
ということで、メガネを掛けてガイドヘルパーをしました。

僕は視力は悪くはないくせに、メガネを2個も
持っているのです。1個目はメガネのミキで
2個目はコムサで購入しました。コムサのメガネは
結構高めで、レンズ込みで1万3000円も
しました。メガネとしてはリーズナブルな方ですが
月収が10万円にも満たないフリーターに
とっては高過ぎる買い物でした。

その日はいつもの下ジーパンに
上パーカーではなくて、下は細身の
ブラックジーンズ、上は生地の厚い茶色と黒の
チェックシャツ、インナーに黒のハイネックシャツ
という出で立ちでガイドヘルパーをしました。

利用者さんの傍らに寄り添ってガイドを
するのですが、大阪城公園内を散策している時などは
なぜか…頭の半分くらいは…ロッベン、シュナイデルを
中心としたオランダ代表のゲームメイクについて
思考していました。

何という不届きなヘルパー(奴)なのでしょう。
余りにも不謹慎であり、心も痛みましたので
ヘルパーが終了して、自宅への帰路にて
父にたこ焼きとダイドーの缶コーヒー、
母に翌年の日記帳を買いました。

こんなもので良心の呵責に耐えられるのならば
僕は本当に小さな人間ですね。