同じような、同じじゃないような

早くも更新しました。
今日が更新の当番日なMSです。

支援室の母が申していましたように、
社会福祉学科の学生は、実習に向けてついに研究計画書の作成に追われる毎日になります。

社会起業学科の学生は、国内外インターンの準備に奮闘し、

人間科学科の学生は、精神保健福祉士を目指す学生で少人数ですが自主クラスを立ち上げました。

人間科学フィールドワークの準備も着々に進んでいますよ!!期待していてください。他学科に負けないものを提供出来るよう先生方も頑張ってくださっています。もちろん私もです(%笑う男%)

ところで、私たちは人間福祉学部なんですが、

最近類似したコンセプトの学部や学科、コースが出来てきて、
その学部・学科独自の色が見えにくい世の中になったなぁという話をしました。

考えてみれば、例えば「国際的な視点で貧困問題に関わる」と言っても色々なアプローチがあるわけで、

それがソーシャルワークであったり、教育であったり、政策的であったり、ボランタリーであったり、事業的であったり・・・

それぞれが分化していってこその学問は成立するわけですが、

しかし、「生活者」という視点に立てば、分化する事なんて関係なくて、

どの問題にも1人の生活者には何かしらの影響は与えているわけだから、

結局、どの分野であっても関連しあっている学問なり事象に対しては避けて通れない道なのであり、それが学部・学科のコンセプトに大きく影響を与えているのではないかと思うわけです。

最近は、「学部」という表現よりも、「学群」という名称のものもちらほら出てきています。
つまり、色々な学問が”群がる”という意味合いが強いという事ですよね。

それは、大学がある種のサービス産業の道を選んでしまった事を考えれば、
様々なニーズに応えなければならない時代に突入している表れなのだと思います。

そういう意味では、そもそも今や「学問」という考え方で学部・学科編成というのは難しい。

同じような、同じじゃないような・・・そんな学部・学科・コースが出てきてしまっても仕方がない。

でも、そんな時代だからこそ、その学部や学科独自のアイデンティティや帰属意識みたなものが大事であって、

それを学ぶ学生は、この学部で学ぶ意味は何なのか。それについて考えてほしいと思ったりしています。

それが、自分を形成していく上での強みになっていくのではないでしょうか?

チャンチャン

MS