プラスチックごみの学習会をしました。

平成19(2007)年2月14日(水)13:30〜15:00 於ウエル西山
 この4月からプラスチックごみの収集が週1回始まります。可燃ごみの収集が週に2回になります。ということで、コミュニティ西山でも、クリーンセンターの北垣さんを招いてお話をうかがいました。以下報告です。
 宝塚市としては、地球温暖化対策でごみの量を減らしたいという大きな目標があり、ごみ処理場の老朽化防止による経費削減も課題のようです。考えてみるとごみ処理場の建設費は莫大であり(たとえば先日テレビにでていた岸和田の処理場の建設費は300億円です。これを長く使うには、ごみを少なくすることが大切ということです。燃やすエネルギーも少なくて済みます。ゴミが少なくなれば、処理場の規模も小さくできるし、ランニングコストも減らすことができます。)
●トレイは水洗いする。トレイはスーパーへ。お店の店頭回収にも協力してほしい。
●ペットボトルは今まで通り。しかしフタはプラスチックごみ。
●汚れが多い物などは可燃ごみ
●ゴミ袋は安全のため、透明または半透明。黒いごみ袋は収集しない。見えることで安全に感じる。
●プラスチック容器類は汚すとリサイクルできないので、できるだけ洗う。
●意匠ケースは粗大ごみ。
●油のボトルなどは中をゆすいで逆さにする。シャンプーなどポンプの中もお湯で洗ってほしい。金属はとるのが大変なので一緒でよい。
●油は紙に染込ませて可燃ごみ。
かびとり洗剤と風呂の洗剤は、収集車で混ざる危険性があるので、絶対混ぜないように。使い切ることが大切。
●金属は小型不燃ごみ。ビンに着いているフタなどはビンと一緒に。
●ケチャップの入れ物はもし切れるなら切る。でも無理しないで。中が見えないものは切りにくいならそのままでよい。
●店のリサイクル回収箱は積極的に使う。一種類のため効果的にリサイクルできる。
●納豆の入れ物は水を張って1時間置く。または器に移してから混ぜて食べると容器は比較的きれい。ねばねばがついたものなど汚れているものは可燃ごみ。きれいなフタだけプラスチックごみにしてもよい。
●アルミとプラスチックの見分け方は、アルミは曲げるとそのまま。プラスチックは戻る。
●液体スープの入れ物などは無理しないで可燃ゴミ。
●アルミ付きの紙は燃えるゴミ。
使い捨てライター、プラスチックのヒゲソリは可燃ゴミ(小型不燃ごみでなく)。
●レジ袋はコープが5円で売っているが、今後はレジで販売になりそう。過剰にもらわないように。
●家庭の生ゴミは60から80%が水。できるだけ絞って出してほしい。
●キャラメルの包装紙は可燃ゴミ。ファックスの感熱紙は可燃ゴミ。薬品がぬられたものも可燃ごみ。圧着はがきは可燃ゴミ。中身銀紙の飲み物容器(お酒の紙パックなど)は可燃ゴミ。
●自治会などの集団回収はぜひ進めてほしい。抜き取り業者も多いので。まちから紙をなくしたい。
●スプレー缶は空気を抜いて缶の日に。穴空けは外で。満タンの缶はクリーンセンターに直接持ち込み。
●今回は有料化よりも分別を優先させた。特に黒い袋はダメ。

問い:レンジでつかったラップは?
答え:汚れたものは可燃ゴミ。汁がついたものも可燃ゴミでよい。
問い:黒い袋は中をみてくれて収集してくれないのか。
答え:一度収集するとかえって増えてしまう。今後は黒いごみ袋は収集しないで、黄色いシールを貼る。外から持ち込む可能性もあるので、その場合は誰が出したかチェックも考えたい。
問い:木の剪定したのを黒い袋に入れるのはだめか。
答え:とにかく可燃ゴミは黒い袋はやめてほしい。
問い:店で黒いごみ袋を売らないように指導をしないのか。
答え:通知はしている。実は西宮は黒でもよしとしている。保存に黒がよいという意見もあるので、販売を止めてもらうのはむずかしい。
問い:収集車の時間が分かればよいのだが。
答え:クリーンセンター出発が8時。しかし一杯になると帰る。それで1時間くらいの差が出てしまう。1時間遅れなどが出てくるのでむずかしい。前日夜に出す人もいる。不規則な人もいるので約束はむずかしい。6300のステーションがある。今後は午前中に可燃ゴミ収集して、資源ゴミを午後にしようと考えている。また、火木土の収集が月木など変更になる可能性がある。
問い:新聞紙はチラシと分けたほうがいいのか?
答え:そのとおり。例えば新聞紙だとチラシよりも1円高い。しかし無理することはないだろう。段ボールは別にしてほしい。新聞紙を包む袋はかつて紙だったが、値段が安いのでプラスチックになった。古紙業界と新聞業界が協調できれば良いのだが。新聞業界が作って売るだけという問題がある。新聞業界が回収もすることになれば事情は変わってくるはず。なお、京都の調査結果では、食べ残しが40%だったらしい。食料を無駄にしている。
問い:ごみ収集の順番は変わらないのか。
答え:ローリングする場合はある。一杯になると戻るので次の回収になることがある。
問い:自治会の費用は3円だが、元のように4円にならないのか。
答え:実は3円でも苦しい状況。しかし集団回収は紙布で年間1万トンあり、継続することになるだろう。

◆以上のように、かなり新しい話も多く、収集日も変わる可能性があるなど、今後地域で周知することが重要であると感じました。いずれにしても自らの生活を見直す良い機会であると考えて、ごみになるものを買わないことや、分別を心がけたいものです。